韓国チキン専門店「チョアチキン」“グルメバーガー寄り”チキンバーガー展開、ヤンニョムバーガー・ブラックガーリックバーガーなど

「ヤンニョムバーガー」(CHOA CHICKEN)
韓国チキン専門店「CHOA CHICKEN(チョアチキン)」は7月中旬から、チキンバーガー6種類の販売を開始した。

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まずは全57店舗のうち約20店舗で取り扱いを開始し、全店販売を目指す。“音メシ”を謳い、フライドチキンの衣のザクザクとした食感、粗めに千切りしたキャベツのシャキシャキ感をアピールしている。

6種類のラインナップは「チョアチキンバーガー」「ヤンニョムバーガー」「マーラーバーガー」「ブラックガーリックバーガー」「マヨペーニョバーガー」「激辛チキンバーガー」。

単品価格は「チョアチキンバーガー」が520円で、ほか5種類は550円(以下、税込価格)。ポテトSとドリンク付きのセット価格は「チョアチキンバーガー」が850円、ほか5種類は880円。

「チョアチキンバーガー」(CHOA CHICKEN)

「チョアチキンバーガー」(CHOA CHICKEN)

各チキンバーガーに使用するフライドチキンは揚げたあとの重量で95g、ザクザクした食感の衣が特徴。バーガーごとに異なるオリジナルソースを絡めている。全粒粉を使ったバンズは、約20種類の候補から選定したもので、ふんわりとしたボリューム感をキープできるという。
 
「チョアチキン」を運営するMan de Dalla(マンデダーラ)の松尾悠司代表は食品産業新聞社の取材に、「テスト販売では、『Uber Eats』のチキンバーガー購入者で★5以外の評価を付けた方はおらず、中には毎日注文してくださるお客様もいらっしゃいます。一度食べていただければご納得いただけると思います」と自信を見せる。テスト販売を行った「チョアチキン 下北沢店」では、ひと月で2800個を販売したという。
 
フライドチキンは、既存商品の韓国チキンで使っているものより大きく、チキンバーガー用に仕入れたものを使用。鶏肉はブラジル産を使用しているが、タイ産に切り替える予定だ。衣は米粉を配合し、軽やかな食感で油を吸いにくく仕上げており、食感を長時間キープできるという。フライドチキンに絡めるソースはすべて、製造メーカーと共同開発したオリジナルソースを使用。
 
単品520~550円の価格設定については他社のチキンバーガーよりも高価格だが、セット価格850円~880円は標準的といえる範囲内だ。宅配サービス「Uber Eats」での提供価格はセットで配送料込み1150円~1250円と相場よりも安価で、「1つ頼むと1つ無料」キャンペーンを行うこともある。

「ブラックガーリックバーガー」のセット(CHOA CHICKEN)

「ブラックガーリックバーガー」のセット(CHOA CHICKEN)

松尾代表は、「チキンバーガーのカテゴリーというより、“グルメバーガー寄り”の商品として開発しました」と話す。今後は、期間限定フレーバーの展開も検討している。
 
昨今の原料高騰については、「例えば袋の素材を変えるなど、メーカーから提案いただくこともあり、削れるコストはまだあります。FC(フランチャイズ)オーナーや従業員の方にしわ寄せが行かないなかで、どうにか頑張っていきたい」とした。
 
なお、今後の「チョアチキン」店舗展開については、2022年内に100店舗の達成と47都道府県での出店を目指すという。

Man de Dallaの松尾代表 「チョアチキン 下北沢店」にて

Man de Dallaの松尾代表 「チョアチキン 下北沢店」にて

チキンバーガーの商品一覧(CHOA CHICKEN)

チキンバーガーの商品一覧(CHOA CHICKEN)