味の素が15日発表した2017年3月期連結決算によれば、日本食品セグメントの売上高は冷凍食品が伸長したもののコーヒー類、調味料・加工食品が前期を下回り、3,904億円と1.7%減収となった。一方で営業利益は冷食が大幅伸長したほか、調味料・加工食品、コーヒー類とも前期を上回り382億円、24.9%増益となった。海外食品セグメントは為替影響による円貨ベースでの売上げ減少があり、売上高4,289億円で7.5%減収、営業利益は365億円で13.0%減益となった。

日本食品の冷凍食品は売上高987億円で前期より57億円増加(6.2%増※本紙試算、以下同様)した。営業利益は81億円で40億円増加と約2倍増となった。

売上面では家庭用が9%増、業務用が2%増とともに増収となった。家庭用では「ギョーザ」が2桁伸長となったほか、「やわらか若鶏から揚げ」「ザ★チャーハン」が増収となった。新製品「ザ★シュウマイ」も貢献した。業務用では鶏肉加工品やデザート類などのコア製品群を中心に拡大、大手需要家との取り組みも進展した。家庭用と業務用の売上高に占める割合は62%対38%、前期よりも家庭用が2ポイント拡大した。

日本冷食の利益面については主に円高による輸入コストメリットと増収効果で増益となった。

海外食品の冷凍食品事業は売上高が984億円で前期より71億円減少(6.7%減)した。営業利益は21億円で前期より4億円減少(19.2%減)となった。売上げは現地通貨ベースでは増収だったが、換算為替影響が107億円マイナスに働き減収となった。

同社によれば北米における日本食・アジア食冷食市場規模は2016年度、推定5億7,300万米ドルと前年度よりも0.9%拡大したが、味の素ウィンザー社のシェアは31%で前年度よりも3ポイント縮小したものの、カテゴリー1位を維持した。

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