本紙編集部は、4月下旬~5月中旬、首都圏25店舗と関西地区10店舗の主要スーパーを対象に、店頭取扱状況(配荷率)を調査した。今春発売された主要メーカー17社の家庭用冷食新商品合計146品(リニューアル品除く)を対象とした。その結果、今春新商品の配荷率1位には、94.3%という高水準でニチレイフーズ「特から」が立った。2位にはおにぎりの具という新カテゴリーを開拓する味の素冷凍食品「おにぎり丸 ちいさな豚角煮」が立ち、CM放映アイテムに支持が集まった(調査内容詳細表は次号掲載)。 今春の新商品の店頭取扱状況を見ると、全146品の総配荷点数は945点で、昨春(147品802点)、昨秋(141品685点)を大きく上回った。一昨年は春910点、秋828点だったため、昨年が低水準ともとれるが、スーパー各社が新商品を積極採用していると捉えられる。内訳を見ると、首都圏25店舗が739点(昨春617点)、関西10店舗が206点(昨春185点)で、ともに配荷点数が増えた。 2割以上の店舗をカバーした商品は51品と、昨春の47品を上回り、さらに3割以上をカバーした商品は26品で、こちらも昨春の20品を大きく上回った。配荷率3割以上の26品のうち、おかず類が13品を占めた。内訳は弁当品が4品、食卓品が4品、残り5品が新カテゴリーの「おにぎり丸」だった。麺類は9品でうちパスタが6品。米飯、スナックはともに2品ずつだった。 配荷率1位のニチレイフーズ「特から」(=写真)は、首都圏ではなんと調査対象25店舗すべてに配荷され、配荷率100%、関西でも配荷率80%と、非常に高い水準で配荷が進んだ。 2位の味の素冷凍食品「おにぎり丸 ちいさな豚角煮」も、首都圏80%、関西70%と高水準。おにぎりの具という新カテゴリーを開拓しようという同シリーズは、3位、6位、9位、16位と、シリーズ5品すべてが上位に入り、配荷率40%以上となった。 「特から」「おにぎり丸」とも、新商品ながら発売前からTVCMの放映がアナウンスされており、それも小売店側の採用につながったと見られる。本紙が3月に小売店を対象に実施したアンケートでも、TVCM放映に期待する声が聞かれた。 4位には日清フーズの「マ・マー THE PASTA ソテースパゲティナポリタン」、5位にも同シリーズの「香味野菜のミートソース」が入った。冷凍パスタの売れ筋ブランドを新ブランドに切り替えたもので、実績が高いことから採用も進んだ。