マルハニチロの17年度(18年3月期)の家庭用冷凍食品ユニットの売上高計画(マルハニチロ単体を主体とした連結ベース)は前期比2%増602億円、営業利益計画は10億円(33%減)。16年度実績は売上高が3%増590億円、営業利益は7.5倍の15億円と順調に推移した。16年度の大幅増益は、①アクリ事業が黒字化には至らなかったが改善②自社工場の稼働率アップ③為替円高が影響した。

17年度の単体ベースの家庭用冷凍食品事業について、石黒裕之家庭用冷凍食品ユニット市販用冷凍食品部長は、「新石巻工場の稼働計画を達成することが第一」と述べている。同工場は4月から稼働、家庭用の「白身&タルタルソース」「いか天ぷら」「ほうれん草とチーズのささみカツ」「プリット大きなえびチリ」をメーンに生産開始した。

商品面の施策は、「17年度は主食の米飯と麺類カテゴリーを前期に引き続き強化、農産品を着実に伸ばし、前期厳しかった弁当類は単品強化策をさらに推進する。課題は食卓向けおかずの強化。商品開発を含め重点的な対応を図る」としている。

同社では今春、「白身&タルタルソース」「いか天ぷら」「真あじのフライ」など良質な水産素材を使った5品を新シリーズ「オーシャンブルー」として括った。「消費者に分かりやすいセカンドブランドとして統一感を出したが、評価されている。弁当利用、食卓おかずの利用に効果が出ている」という。また、米飯、麺類、シューマイ等の中華関係9品を「新中華街」シリーズに統一、「パッケージも一新し、統一感ある売場作りでブランド力を強化する。17年度の販売増に活かしたい」と述べている。

石黒部長は「17年度の売上計画はアクリと合わせて3%増を図る計画。利益面の減益見込みは、設備投資(新石巻工場等)の償却費増のほか原材料高や人件費増によるもの」。

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