日本水産は25日、17年秋冬新商品を発表したが(既報)、浜田晋吾取締役執行役員食品事業執行生産部門管掌商品開発部担当は、新商品開発の背景と商品コンセプトを説明した。

新商品開発の背景となる環境の変化について、女性の社会進出と食の簡便化を指摘、「多忙な働く女性は調理には手間をかけないが美味しさは手作り水準を求め、家族と囲む食事は子供成長には不可欠で、9割の主婦が食卓は家族の絆を深めると考えている」とした。また、「家計支出は上向かないまま少し節約志向に回帰、一方でこだわり消費が定着し、自分で気に入った商品なら7割が高くとも買う」という。「シニア世代の健康への要求は切実で、加工品を購入する時のポイントは原材料に品質、栄養バランス、塩分・糖分・カロリーが調整されたもの」と指摘した。

浜田取締役は「従来型の開発体制だけでは変化に対応した商品開発は難しい。技術力を磨き、差別化された商品を開発する。長期的視点で我々がストックしてきた技術、知見などを掘り起し、技術者の視点から新商品を開 

発する」ことを強調した。

また、今回の新商品のコンセプトは「変化に対応し、美味しい価値を作る」とし、「簡単・便利」をベースに、①「家族との食卓応援」に対応②「家でもちゃんとおつまみ」に対応③「こだわり消費」に対応④「食べて健康」に対応する新商品とした。

具体的な新商品、リニューアル品は、①は「できたておこげのパエリア」「若鶏の竜田揚げ」「オレンジチキンセット」「にんにく鍋つゆ」など、②は「そのままおつまみ鮭」「チーズ入りフィッシュ」「マスタードチキンナゲット」など、③は「肉汁じゅわっ!粗挽きハンバーグ完熟トマトのソース」「えびがギッシリ!贅沢えびカツ」、「銀ざけ中骨水煮」など、④は「記憶力を維持する機能性表示食品」として「回鍋肉」「2種のそぼろあんかけ里芋&茄子」「7種の具材のミネストローネ」など。

新商品等の年間販売計画は、新商品59品で64億5,000万円、リニューアル品26品で121億5,600万円。うち家庭用冷食は新商品13品で38億5,300万円、リニューアル品12品で100億900万円、業務用食品は新商品10品で4億1,200万円、リニューアル品13品で14億9,900万円。