矢野経済研究所が実施した、業務用食品市場に関する調査によれば、2016年度の業務用食品市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年度比1.1%増の3兆8,342億円だった。外食市場と中食(惣菜)市場の堅調な需要が拡大の要因だ。今後も人手不足が需要先の課題となることから、省力化を目的とした業務用食品の需要が伸びると見込み、調査報告では東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年度の業務用食品市場規模を3兆9,508億円まで拡大すると予想している。

同調査は2017年5月~7月にかけて、食品メーカー、業務用食品卸、外食事業者、ホテルなどを対象にヒアリング、アンケートの併用で行った。ここに業務用食品とは食品製造・販売事業者が外食・中食・給食事業者、食品加工事業者等を対象に販売する加工食品と酒類・飲料で、未加工・一次加工済みの生鮮品(野菜、精肉、鮮魚など)や食品改良剤、食品添加物等は除く。

同調査報告によれば業務用食品市場は2012年度から毎年度0.2~1.6%拡大を続けている。その背景には外食市場が復調を見せ始めたこと、食品スーパーの惣菜販売の拡大、CVsの店舗数増加に伴う惣菜の需要増、また14年度ころの円安進行を受けた価格改定--があると分析している。

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