シマダヤ18年秋冬新商品、冷凍は家庭用2品、業務用3品を刷新

シマダヤの具付き麺「ほうとう」
〈引き続き健康・簡便・個食価値の「シマダヤの3K」テーマに開発〉
シマダヤは18年秋冬の新商品として、家庭用冷凍でリニューアル品2品、業務用冷凍でリニューアル品3品を9月1日から発売する。家庭用チルドは新商品17品、リニューアル品12品(18SKU)、家庭用デリカは新商品4品、リニューアル品6品。1日、東京・恵比寿の本社で報道向けの新商品発表会を開催し、新商品について、岡田賢二常務取締役マーケティング本部長兼商品企画部長が説明した。
シマダヤ 岡田賢二常務取締役マーケティング本部長兼商品企画部長

シマダヤ 岡田賢二常務取締役マーケティング本部長兼商品企画部長

チルドも含めた全体の開発方針について、岡田常務は「人口減少、シニアの増加、少人数世帯の増加、女性の社会進出の一方、生産年齢人口減少と著しい変化が進行するが、それをビジネスチャンスと捉えスピード感を持って対応したい。開発キーワードのシマダヤの3K=「健康」「簡便」「個食(小食)」価値にあわせて、顕在化する志向である「本格」「経済性」取り入れた商品で満足度向上に努めたい」とした。

【家庭用冷凍】本格・簡便・個食価値を持つ既存品の具付き麺「野菜タンメン」「ほうとう」をリニューアルし、喫食時の満足度を向上させた。岡田常務は「家庭用麺類で市場が拡大しているのは、即席麺と冷凍麺、とりわけ具付き冷凍麺だけであり、しっかりと品質アップを図りたい」とした。「野菜タンメン」(150g)は5種の国産野菜具材が入った平打ち麺のタンメン。今回は、喫食時のスープ量を増やし、満足感をアップさせた。

「ほうとう」(190g)は5種類の具材が入った味噌仕立てのほうとう。今回は、麺の配合を見直し、よりご当地で食べるほうとうらしい食感に改良。また、煮込んだときの麺とつゆの一体感を再現した。

【業務用冷凍】個食・小食ニーズに対応し、<ミニ>シリーズをリニューアル。“少しずつ多くの品数を食べたい”高齢者や女性のニーズに対応できるほか、セットメニューでもオペレーションが楽な小分けタイプの商品。「<ミニ>うどん125」(125g×10入袋)は、手打ちうどんのゆでたての美味しさである表面のみずみずしさと中心の弾力を強化。「<ミニ>ラーメン100」(100g×10入袋)は、食べ始めてから食べ終わるまでのおいしさが続くよう、ゆでのびしにくさを強化した。

また、健康ニーズに対応し、「『真打』糖質コントロールうどん200<ミニダブル>」(200g×5入袋)をリニューアル。配合を調整し、うどん本来のなめらかさともちもち感を強化した。「昨年9月に発売し育成してきたが、ユーザーの一部から食感が課題という声があったため、より通常のうどんに近い食感にした。糖質制限もおいしくなければ続かない」(岡田常務)。

〈工場は計画通り稼働「タイミング良かった」=木下社長〉
発表会開催にあたりあいさつした木下紀夫社長は要旨次のように述べた。

シマダヤ 木下紀夫社長

シマダヤ 木下紀夫社長

木下社長=消費者の節約志向が続く一方、メーカー間の競争が激化していると感じる。また、内食・外食問わず、シニア層の拡大、女性の社会進出、共働き・単身世帯増加などで、簡便・健康・個食ニーズの高まりが顕著になっている。

梅雨明けが早く猛暑が続く中、家庭用では(チルドの)「流水麺」、業務用では人手不足対応でゆでのび防止タイプの「α麺」が伸びている。また、健康ニーズ対応の家庭用チルド「本うどん」食塩ゼロ・糖質40%オフは猛暑の中も順調だ。

昨年・今年と大型投資で工場の生産能力を向上させるとともに、人手不足対応の自動化・省人化投資も行い、古川工場の冷凍倉庫建設が遅れたものの、それ以外ではほぼ計画通り稼働し、猛暑の中で高まるオーダーにもすべて対応できている。時期・環境含めてタイミングが良かったと思う。これから8月となり、まだまだ伸ばしていきたい。

〈冷食日報 2018年8月2日付より〉