〈メーカー出荷額は3年連続プラスの2.8%増〉
ピザ協議会が6日、発表した2017年度ピザマーケット調査結果は、前年比0.9%減の2,644.6億円となった。前年度まで3年連続で伸長し、最高数値を更新してきたが、2017年度は、メーカー出荷額が3年連続で伸びながらも、デリバリー業態が全体で横ばい傾向。またピザ外食チェーン店の倒産など専門店の店舗数減があり、全体の市場規模では若干の減少となった。なお、同金額はメーカー製品売上を基に推定したピザ末端売上高、宅配・外食データを基に推定した市場規模を合算した。

ピザの末端売上高(全国のスーパー、CVS、ホテル、レストラン、ピザ宅配店、ピザ専門店等々での売上高)は、前年比1.0%増1,285.7億円と推計した。

メーカー出荷金額ベースの実績は3年連続の増加、前年比2.8%増だった。会員メーカーのトッピング済みピザは、冷凍ピザが3年連続プラスに。チルドピザは引き続き増加した。また、クラスト(主に業務用)は減少(前年は増加)した。

なお、メーカー出荷額は、13年度2.8%減、14年度0.4%減、15年度4.2%増、16年度6.5%増と推移している。

メーカー出荷額の市販用、業務用の比率は、89.2%対10.8%(前年は89.0%対11.0%)だった。

また、各種資料より推定した2017年度のピザ宅配店・ピザ専門店、イタリアンレストランの売上高は前年比2.2%減の1,659.5億円と推定した。そのうち、ピザメーカーがクラスト(生ドウ、冷凍ドウを含む)を販売している先は18.11%と考えられ、加算されるべきピザ宅配店、専門店、イタリアンレストランの推定末端売上高は、81.89%相当の1,358.9億円(前年比3%減)と推計。前述の末端売上高と合計し、ピザマーケット合計は前年比0.9%減2,644.6億円と推計した。

ピザマーケットの調査・分析は昨年同様、生活科学研究所に委託した。正会員メーカー10社並びに非会員1社に「ピザメーカー調査票」を送付し▽トッピング済み冷凍及びチルドピザの出荷量、出荷金額▽クラスト(生ドウ、冷凍ドウを含む)の出荷量、生産金額▽前述の対前年比▽市販用、業務用の別(ただし、OEM の場合は末端消費段階を推定して)▽自社生産比率――などについて回答を求め、11社全社から回答があった。これらを集計・分析するとともに、その他ピザ関連企業の聞き取り調査、外部資料に基づくピザ宅配店・ピザ専門店のピザ販売実績なども含めて、ピザマーケットを推定した。

〈11月20日「ピザの日」PR事業 ピザ情報発信を強化〉
同協議会は、ピザの代表メニュー、マルゲリータの由来であるイタリア王ウンベルトⅠ世の王妃マルゲリータの誕生日(1851年生まれ)の11月20日を「ピザの日」とし、PR事業を継続している。2013年度に実施した20周年記念キャンペーンを契機としたピザ協議会Facebook ファン数は現在2万5,000人超となっているという。このネットワークを生かし、ピザ情報発信を強化、消費者とのコミュニケーションを深めていく。

また、同協議会では7月2日、今年度第1回「ピザ食べ歩きの会」をピッツェリアGG 吉祥寺店で開催した。今回、初の試みとして、インフルエンサーを通じたPR にも取り組んだ。真のナポリピッツァ協会公式ブロガーのJaffa氏、一級フードアナリストの齊藤千晴氏、「料理芸人」として活躍しているクック井上氏が招かれ(合計ファン数1万人弱)、SNS を通じてピザ協議会の活動、「ピザの日」を紹介した。次回は10月にピザ作り講習会付きの会合開催を予定している。

7月19日には、「1日ハーブ研修」を千葉の大多喜ハーブガーデンで行った。研修内容は▽バジル収穫▽バジルペースト作り▽各種食用ハーブのレクチャー▽収穫▽テイスティング――など。

また、同協議会は「発酵」をテーマとした勉強会を賛助会員・MC フードスペシャリティーズ協賛のもと9月27日に開催予定。

〈冷食日報 2018年8月7日付より〉