テーブルマークの17年度(1~12月)の冷凍麺売上高は前年を上回った。主力のうどんは家庭用が2%増、業務用は若干前年を下回った。家庭用玉麺では春の稲庭風うどんのキャンペーンを、秋冬に具付き麺を含めたうどん全品のキャンペーンを展開した。当年度は特に、夏のレンジ調理訴求を積極化させたことも奏功した。旗艦商品「丹念仕込み」も着実な伸びを見せた。

一方、業務用はチャネル別の取り組みを進めているが、麺では数年来、外食向け商品を強化してきた。手薄だった高質品として「麺屋匠」シリーズのラインアップとしてうどん、そば、ラーメンの各分野で品ぞろえしてきたが、想定ほど導入が進まなかったことが減収の要因となった。

18年前半は業務用が前年比1桁半ばの伸びと好調に推移した。特に流し麺は2桁伸長。うどん、そば、ラーメンとも売り上げを伸ばしている。人手不足を反映して、惣菜以外に外食の需要も高まっている状況だ。学校給食も同様。

家庭用も堅調な推移を見せた。3~4月は値上げによる影響が見られたが、5月以降、回復した。玉麺の回復もあるが、春の新商品をはじめ具付き麺の貢献がある。

「明太クリームうどん」がヒットし既存の汁なし担々麺、ジャージャー麺を含めトレー入りシリーズが2倍増と伸長した。食べ応えに配慮して麺の容量は増量して180gにした。味付け、麺、トレーの形状を改良した効果が出た。

5月末からは冷凍うどんのテレビCMを投入し、店頭の回転率は2桁増となった。陳列点数を増加させる、冷凍麺GOGO戦略では昨年、稲庭風の導入を推進、今期はそばを推進した。年越しそばの年末以上に、そばは夏に需要が高まるためだ。「石臼引き日本蕎麦」は今春リニューアルした。

今秋はラーメンで5・5戦略の幅を広げる。有名店「麺屋武蔵」監修の玉麺と具付き麺を発売する。コラボ商品はかねふくの明太子やこてっちゃんのホルモンでも取り組んできた。同社の得意とするもちもち食感の多加水麺技術と親和性の高い麺質のラーメン店と組んだ。玉麺はうどんより多い1食200g。

玉麺は包丁切り・大釜ゆでの製法の特徴を“くびれ麺”としてパッケージで訴求する。業務用では麺屋匠シリーズの導入が進みつつある。ゴルフ場や事業所給食、レジャー施設など。

〈冷食日報 2018年8月20日付より〉