プレナス、埼玉にグループ最大の新総合食品工場 中国の水産加工会社に出資、内製化拡充も

プレナス(福岡市博多区、塩井辰男社長)は26日、同社グループで食肉加工を担うプレナスフーズ(福岡県朝倉市、廣藤明社長)が埼玉県杉戸町に建設していた新食品総合工場が完成したと発表した。10月1日から本格稼働する。さらなる内製化の拡充のため、中国山東省にある水産加工業「威海東源食品有限公司」へ出資することも発表した。

新工場「プレナスフーズCENTOS 食品総合工場」は延床面積が2階建て約8,500平方m、年間生産能力は約3万tで、グループ最大の食品工場となる。投資額は約80億円となる。なお「CENTOS(セントス)は同社グループの東日本エリアの食品工場拠点の名称。

生産品目は牛・豚スライス、豚カツ、チキン南蛮など。製品は全国に供給する。最新の効率的な生産システムを導入することで、幅広い基幹商品の内製化を目指す考えだ。

既存の精米工場、食肉加工工場、調味料製造工場に加えて、新工場が物流センターに隣接することで、原料・製品・配送の流れを最大限に効率化し、これまで以上に競争力の高い商品の供給が可能となるとしている(=右画像はセントス全景図、手前が新工場棟)。プレナスの運営する持ち帰り弁当「ほっともっと」や定食レストラン「ヤヨイ軒」でさらに付加価値の高い商品提供を支える。なお18年8月末現在、店舗数は3,113店を展開している。

同工場の稼働に伴い、地域雇用創出を図る。子育て世代の従業員のために事業所内保育園「CENTOS おひさまてらす」を併設する。事業所内保育円は同社グループで2カ所目となる。

水産加工の威海東源食品は韓国とニュージーランドの合弁会社で、プレナスとはこれまで水産加工品の取引があった。出資比率は50%を予定しており、東源食品は持分法適用会社となる。中国政府には申請を済ませており、11月には手続きが完了する見通しだ。これによりプレナスは新たに水産加工工場をグループ内に取り込むことになる。さらに付加価値の高い商品の提供を継続していくとしている。

〈冷食日報 2018年9月27日付より〉