「無印良品」を展開する良品計画の松﨑曉社長が3日、都内で開催された決算説明会の質疑応答で記者団の問いに答え、9月28日、同社初の冷凍食品50品を発売した意図について、生活の基本となる商品をカバーしようとする中で、ドライ加工食品類だけでなく、冷凍分野を手がけることは必然だったとした。

・無印良品 「素材を生かした世界のごはん」など冷凍食品50品展開 、化学調味料不使用・中身が見えるパッケージ

今後は、売れ行きを検証し、必要であれば商品の改廃、補充を実施。売場に冷凍什器が必要なことから、主に店舗改装のタイミングで順次、扱い店舗を増やしていくという。なお、冷凍食品は当初4店舗のみの発売で、首都圏では越谷レイクタウン店(埼玉県越谷市)の1店舗のみだったことから、棚が空になるほどの売れ行きだったという。ただ、「全品目お求めになる人も多く、恐らく業界の方も多かったのではないか」(松﨑社長)とした。

また、生産は複数メーカーで行っており、今後販売が拡大しても、供給能力に問題はないが、具体的なメーカー数・メーカー名はノーコメントとした。

松﨑社長の発言内容は、要旨次の通り。

松﨑社長=もともと当社は生活の基本となる、本当に必要なものを必要な形で作ることを商品開発の基本としている。対象は日常的に使う商品だが、食分野では今まで、調味加工食品、菓子、飲料だけだった。これが生活の基本をカバーしているだろうか、という思いがあり、かなり前から食品の拡大を考えていた。

昨年有楽町で野菜を発売したことに始まり、北花田(無印良品イオンモール堺北花田店)で、スーパーマーケット併設の無印良品を作り、冷食発売の前にはチルドのケーキを発売し、今回9月28日に冷凍食品50品の発売に至った。今、日常的に使われている食品に当社が取り組むことは必然と思っており、生活の基本をより充実させていく考え方から、食についても取り組んでいく。

〈冷食日報 2018年10月5日付より〉