〈第48回食品産業技術功労賞 商品・技術部門受賞〉
従来までのボイル対応の調理加工品は、菌リスクを考慮して過剰加熱気味だったため、魚本来の食感が失われ、いかにも冷凍食品といった品質になっていた。

同社の開発した「楽らく柔らかシリーズ」は、加熱中の中心温度をコントロールしつつ、段階的な加熱とホールド工程を複数回に分けて行うことで、固くなりにくい仕上がりにしている。さらに殺菌工程でも、加熱による保水性を損なわない工夫も行っていて、自然解凍対応品ながらもレトルト感のない仕様ともなった。

「楽らく柔らかシリーズ」のメインターゲットはメディカル関連のユーザーになるが、味の濃さにも気を配りながら一般消費者にも違和感なく受け入れられるよう味付けに調整をしている。このため、お弁当やレジャー施設など、多くの場面でも利用できるものとなっている。 商品ラインアップも塩焼きなどの焼きものから、照り焼きや煮付けまでバラエティー豊かに用意している。当然、温めてもおいしいのでメニューに合わせて幅広く利用できる優れものだ。

〈食品産業新聞 2018年12月3日付より〉