イオンは4月8日、ミールキットシリーズの「トップバリュ CooKit(クッキット)」からフローズンタイプの商品6品を発売した。すべて2人分の食材が入っている。価格は税込みで各861円。製造所はフードテック(香川県)。販売は「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など約1,600店で展開する。「まいばすけっと」でも数店で実験販売をして検討する。働く女性のいる家庭を中心に店頭などで訴求したい考え。販売目標は最低でも5億円を目指す。

新商品は調味料や下ごしらえは不要で、調理に手間をかけたくない時に備えることができる商品だ。開発には2年の時間を要している。600Wのレンジで3分半温めてフライパンで調理すれば1品作ることができる。レンジ調理をすることで、フライパン調理した際の温度のムラをなくすことができる。油や水も使わない。

店頭では動画や販売員によるアピールで認知を高めていく。同日開かれた発表会で、マーケティング本部の和田浩二本部長は「ネットスーパーでも積極展開できる商品」と自信を見せる。今後について「売れ行きや顧客の声などを聞き、改廃や拡大などを検討したい」と語った。

共働き世帯は年々増加している。2018年の共働き世帯の割合は63%で、2008年から約10ポイント増えた。夕食作りの所要時間も1時間未満との回答が2006年と比べて10ポイント増えて2016年は43%となっている。

同社は2018年にチルド商品として「クッキット」の販売を始めた。現在は300店舗で展開し、売り上げは2億5,000万円となっている。「手抜きはしたくない、しかし時間も気力もない」と考える人を対象とした。主な購入者の年齢は30~40代前半で、中には高齢世帯の購入もあったという。一方で、チルドタイプのクッキット購入者178人から意見を聞いたところ、販売価格や賞味期限の早さなどが課題となっていた。

今回の新商品は冷凍保存にして保存性を高めた。価格は「高そうに見えるが、自分で食材をそろえてみると安いと感じてもらえるのでは」(和田本部長)と予想する。

〈「トップバリュ CooKit」新商品一覧〉
▽鶏もも肉とれんこんの甘辛炒め
▽牛肉と野菜のプルコギ風
▽黒酢酢豚
▽豚肉となすの甜麺醤(テンメンジャン)炒め
▽えびとブロッコリーの中華あん炒め
▽筑前煮

〈冷食日報 2019年4月9日付〉