マルハニチロが5月13日に発表した2019年3月期連結業績は、増収で営業・経常減益も最終利益は増益だった。

同日開催の決算説明会で、池見賢取締役専務執行役員は「営業利益250億円の計画で、第3四半期までほぼ計画通りきていたが、第4四半期の北米のマス不漁(数量が前年比30%)、豪州のメロ不漁(同85%)などが響き未達となった」など説明した。

セグメント・ユニット別の18年度実績・19年度計画は次表の通り。19年度は売上高1.9%増9,400億円、営業利益17.2%増255億円と増収増益を計画する。池見専務は「水産でエビの収益改善、ホタテの資源回復、(前年天候の影響で出荷が大きく減った)マグロの回復、カツオの価格回復など見込まれ増益計画とした」など説明した。

18年度の家庭用冷凍食品ユニット実績は、弁当商材の不調のほか、ブランドをあけぼの・アクリから「マルハニチロ」に統合している中、重複するアイテムを集約し、アイテム数が減少した影響もあり減収となった一方、工場の生産性向上により増益となった。

また、18年度の業務用食品ユニット実績は、介護・CVS向けが売上を下支えして増収となったが、物流費・原材料費等のコストアップを値上げまで十分にカバーできなかったほか、炒飯や焼そばなどで、自社工場を家庭用商品に優先使用したこともあり、自社工場製品の比率が落ちて減益となった。一方、19年度は18年度中に稼働した単品管理システムにより、商品個別の損益を把握できるようになり、赤字商品の見直し・改廃に繋げ、増益を計画する。

〈冷食日報 2019年5月15日付〉