19年春の家庭用冷食新商品 配荷率トップは日本水産の新提案おにぎり2品、総配荷点数は下げ止まり/冷食日報店頭調査

本紙「冷食日報」編集部は、4月下旬から5月中旬にかけて、主要スーパーの首都圏25店舗・関西圏10店舗を対象に、今春新商品の店頭取扱状況(配荷率)を調査した。

今春発売された主要メーカー20社の家庭用冷凍食品新商品合計136品(リニューアル品除く)を対象とした。その結果、今春新商品の配荷率1位には日本水産の「梅ひじきおにぎり」「枝豆こんぶおにぎり」のもち麦入りおにぎり2品が立った( ※ 店頭での目視調査のため、在庫切れ等で調査漏れがある可能性がある)。

今春新商品の店頭取扱状況を見ると、全136品の総配荷点数は738点で、昨春の131品702点、昨秋の146品650点を上回った。近年の総配荷点数は【表2】に挙げたように減少傾向にあったが、ひとまず下げ止まった感がある。

内訳を見ると、首都圏25店舗の総配荷点数は前年同期比31点増の592点(17年春739点、17年秋527点、18年春561点、18年秋533点)、関西圏10店舗では同5点増の146点(17年春206点、17年秋123点、18年春141点、18年秋117点)とともに増加している。また、2割以上の店舗に配荷された商品は43品(17年春51品、17年秋35品、18年春48品、18年秋36品)、さらに3割以上の店舗に配荷された商品は21品(17年春26品、17年秋15品、18年春16品、18年秋14品)となった。

【表1】に今回の調査における配荷率20%以上・同率35位までの43品をまとめた。商品別の配荷率では、日本水産の「梅ひじきおにぎり」「枝豆こんぶおにぎり」が同率1位となった。35店舗中24店舗で確認され、配荷率は68.6%だった。ともに20~40代の女性をターゲットに、食物繊維の多いもち麦を使用し、健康志向を訴求する商品で、高い支持を集めた。焼きおにぎりが中心の冷凍おにぎりカテゴリーを拡張できるか、注目される。

表2=近年の配荷点数推移

次いで3位には、テーブルマークの「【讃岐麺一番】肉ぶっかけうどん 大盛り」がランクイン。23店舗で確認され、配荷率は68.6%だった。トレー入りで袋のままレンジ調理が可能な大盛りタイプの具付きうどんで、簡便性が支持を集めたものと見られる。
 
4位には、イートアンドの「【大阪王将】羽根つきチーズ餃子」が入った。22店舗で確認され、配荷率は62.9%。冷凍餃子売れ筋商品「大阪王将羽根つき餃子」のバリエーション商品で、同品同様、フタなし調理にバージョンアップし、冷凍餃子売場のSKU 増を目指して新商品として発売したもの。通常の餃子とは異なる味わいで、ワイン等との組み合わせも訴求する。5位は味の素冷凍食品「五目炒飯」。21店舗で確認され、配荷率は60.0%。再販を望む消費者の声を受け、1年半ぶりに“復活”させた商品で、さすがの強さを見せた。
 
なお、17位のマルハニチロ「ペヤングそばめし」は関東・東北限定商品で、首都圏では配荷率48.0%、26位のニチレイフーズ「大阪焼」は東日本限定商品で、首都圏では配荷率36.0%と、ともに地域限定ながら高い配荷率となった。
 
〈冷食日報 2019年5月28日付〉