〈レトルト食品はカレー増産で過去最高を更新〉
さば缶人気がけん引し、2018年の缶詰生産量は2014年以来、4年ぶりの増加となった。

日本缶詰びん詰レトルト食品協会は6月19日に発表した、2018年の缶詰・びん詰・レトルト食品の国内生産統計によると、飲料を除く丸缶の合計は前年比0.3%増の21.5万トンで着地。さば缶の生産量は1980年代後半の水準まで回復しており、生産量全体の底上げにつながった。また、レトルトカレーの増産で、レトルト食品は前年に続き、過去最高を更新した。
缶びん詰生産量の変化

水産缶は「さば」「いわし」が増え、前年比5.9%増の10.4万トンとなった。健康効果で大人気となった「さば」が、26.6%増の4.9万トンと大幅に増加。また「さば」と比較して、原料が潤沢にある「いわし」も52.3%増の0.7トンとなった。
 
果実缶は、2.5%減の2.9万トンだった。最大ボリュームの「みかん」が、7.8%減の0.8万トンとなったことが減少の要因。みかんは、生産量の多い表年と少ない裏年を交互に繰り返すが、缶詰生産量は3年連続で減少した。
 
野菜缶は8.8%減の3.5万トンで着地。ボリュームの大きい「スイートコーン」「ゆであずき」の減少が響いた。
 
また食肉缶は、つまみ缶人気で最大ボリュームの「やきとり」が増加し、5.2%増の0.6万トンとなった。
 
一方、前年に続き過去最高の生産量を更新したレトルト食品は、1.3%増の38万トンだった。最大ボリュームの「カレー」が3.5%増の16.2万トンとなり、増加をけん引した。