コープみらいは6月25日、新店舗「コープ葛飾白鳥店」(東京都葛飾区)を開業した。今回の店舗は約30年ぶりの東京東部での新規出店となる。1階はコープ店とドラッグストア、2階はフィットネスクラブやクリニックモールなどが入居するショッピングセンターだ。店舗面積は約590坪で、コープみらい店では最大級の広さを誇る。冷凍食品の品ぞろえも強化しており、離乳食と乳児食のPB(プライベートブランド)商品「きらきらステップ」も店舗では初めてフルラインアップ相当でそろえている。目標の年商は約20億円。

店舗周辺の商圏人口は、500m圏内は約1.4万人・6,200世帯、1km圏内は約5.3万人・2万4,000世帯となっている。1km圏内の人口密度は高く、約7割の人は集合住宅に住んでいるという。年齢別で最も多いのは40歳代だ。500m圏内では子育て世帯も少なくない。組合員の割合は、500m圏内は45.7%と多い。しかし、2km以内では23.3%で「東京都の平均組合員の率と同程度」(永井伸二郎副理事長)となっている。

また、新店舗から約700mの場所にはコープ亀有店もあるが、「共存できると考えている」(大川昌彦常務執行役員店舗事業本部長)という。ドミナント出店で宅配と店舗を併用する組合員が多くなるというデータもある。コープみらいでは「約40~50%ほど」(大川店舗事業本部長)利用は伸びており、その効果に期待を寄せる。

近隣の競合店は、ライフやサミットがある。週末には総合スーパー(GMS)の「アリオ亀有店」も競争相手となる。

〈冷食売り場の規模も最大級、冷凍有機野菜・冷凍パンなど新たな挑戦〉
商品は1万5,757SKUをそろえる。大規模な店舗ということもあり、コープ商品の充実はもちろん、NB(ナショナルブランド)品も広くそろえる。「最新のマーチャンダイズ(商品政策)を入れ込んでいる」(大川店舗事業本部長)と語る通り、オーガニックやアレルゲン、低糖質など健康機能性食品をまとめたコーナーも初めて設置した。「挑戦的な取り組みで、多くの方に来て欲しい」という思いからだ。冷凍食品でも有機野菜のコーナーを設けて訴求している。
コープ葛西白鳥店の冷食売り場

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葛飾白鳥店の冷食売り場は、コープみらいでは最大級の売り場スペースを確保しており、アイスを含めて564SKUをそろえる。また、子育てファミリー層から支持されている「きらきらステップ」を、店舗では初めてほぼ全品を陳列する。きらきらステップは2017年3月に誕生したブランドで、店舗では今年2月頃から順次展開を広げているという。「元々は宅配の商品として好調な売れ行きだった」(永井副理事長)商品で、店舗での販売動向は「(コープみらいで定める)冷凍食品の売り上げでA~Bランク相当」(永井副理事長)になるなど順調だ。シリーズ全体の供給高は前年比30%増となっている。今年5月末に投入したきらきらステップのレトルトパウチも初めて乳児向けのコーナーで並べている。
 
また、宅配で順調な売れ行きの冷凍パンのPBも店舗では初めて展開する。その他、鮮魚売り場でも魚のミールキットを展開している。惣菜は作業場の見える売り場にしてライブ感を演出する。即食商品を「デリカゾーン」として形成し、弁当やおにぎりなどは平台を配置して買い回りのしやすいレイアウトにしている。衛生面も考慮して、揚げ物や焼き鳥などのばら売り商品は扉付きの什器で展開する。
 
〈冷食日報 2019年6月26日付〉