味の素冷凍食品は7月2日、2019年秋季新商品を発表した。家庭用にはお酒に合う「ひとくち餃子」を新発売する。高まる家飲み需要に向けて、既存の冷凍餃子とは異なる喫食者や食機会へ利用を広げる狙いだ。業務用にはフリーカットケーキをロールケーキも含め、充実する。

家庭用は新製品2品、リニューアル品15品を、8月11日から全国発売する。

新製品の「ひとくち餃子」(25個入、250g)は昭和30年代から大阪の老舗で親しまれている、扇型で一口サイズのパリパリ食感が特徴の餃子をモデルにした商品。ラー油を使用しピリ辛でコク深い味わいが癖になる、お酒に合う餃子に仕上げた。調理方法はフライパンまたは揚げのほか、鍋にも利用できる。

販促施策として、昨年も好評だった「ギョーザステーション」などの体感型イベントや酒類メーカーとコラボした消費者キャンペーンなどのプロモーションを通じて、生活者に「買ってみたい」と思わせる仕掛けを積極展開する方針だ。テレビCMやウェブ広告も複合的に投入していく。

「おにぎり丸」に新製品として「〈和風ツナひじき〉」(4個入、80g)を投入する。大人2人世帯をメーンターゲットに据えた商品。ツナとひじき、ニンジンなどの具材を使い、鰹だしがきいたやさしい味わいに仕上げた。

おにぎり丸は全10品で展開する。おにぎり1つで肉・魚介と野菜が一緒にとれる食品として、子どもから大人まで、弁当のほか朝昼晩の間食など、幅広く利用させている。今後も定期的に追加品種を発売して品数を充実させ、トライアルを促進しながら市場定着を図る。

「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」は内容量を275gから300gに増量し、お買い得感を訴求する。「ザ★シュウマイ」は素材本来の味が引き立つよう改良し、9個入トレイを3個ずつ切り離せる仕様に変更。食卓の副菜やお弁当など幅広いシーンで利用しやすくなる。

今年2月に復活した「五目炒飯」はおいしさはそのままに、塩分を25%カットする。鶏だしのうま味をきかせることで100g当たり食塩相当量を1.2gから0.85gに減らした。

弁当商品も「プリプリのエビシューマイ」「エビ寄せフライ」「エビのグラタン」――のロングセラー3品をリニューアル。「ごろんと」肉厚シリーズ2品は、食べ応えはそのままに、より買い求めやすい商品設計に変更する。

〈業務用はフリーカットケーキ充実〉
味の素冷凍食品は業務用では新製品15品を、8月9日から全国発売する。

フリーカットケーキはレアチーズやティラミスなど定番5品の品質を高めた。産地・品種にこだわった素材を使用し、上質感のある外観にもこだわっている。「フリーカットケーキ レアーチーズ(北海道産クリームチーズ使用)」「同 ティラミス(北海道産マスカルポーネチーズ使用)」「同 ショコラ(ベルギー産チョコレート使用)」「同 レアーチョコ(同)」「同 ブラウニー(同)」の5品。

フリーカットのロールケーキは新製品3品を追加する。産地・品種にこだわり素材を使用したクリームが特長、口どけの良いしっとりしたスポンジケーキで巻いた。「ロールケーキ マンゴー(アルフォンソマンゴーピューレ使用)」「同 安納芋(鹿児島県種子島産安納芋使用)」「同 りんご(青森県弘前産ふじりんご果汁使用)」の3品。

調理現場の限られた設備や人手でも提供できる、マルチ調理製品として「レモンとバジルのチキン香り揚げ(九州産鶏肉・シチリア産レモン使用)」を発売。自然解凍、スチコン(コンビ)、電子レンジなど6通りに対応する。

定番メニューにも新商品を投入する。手作りではコツが必要な粉吹き感を出した竜田揚げ「こだわり粉吹きの竜田揚げ」と、徹底した温度管理で肉のうま味を逃さず、独自のミンチ技術による肉粒感を出した、個食タイプの「あらびきハンバーグ110/130/160」をそろえた。

カップゼリーもこだわり素材を使用した商品を新発売する。「ラ・フランスのゼリー(山形県天童産ラ・フランス使用)」「日向夏のゼリー(宮崎県産日向夏果汁使用)」の2品。

〈冷食日報 2019年7月4日付〉