日本ハム冷凍食品は、今秋冬の新商品で、レンジ調理2分でできる「レンジで鉄板焼きハンバーグ」や、大人の弁当向け「炭火焼牛カルビ焼肉」2品など、得意とする畜肉を使った利便性の高い商品で新市場の開拓を目指す。8月1日、東京・大崎の本社で鶴田道太社長らが出席した新商品発表会を開催し、市販用冷食の新商品6品、リニューアル品12品の計18品を発表した。

今秋冬新商品の開発テーマは「簡単で便利でおいしい、新しい時代の食卓に向けて」とし、新商品の中でも、食卓向けおかず2品、大人向け弁当商品2品の4商品を主軸とする。

食卓向けおかずの「レンジで鉄板焼きハンバーグ」(1個115g)は、袋のままのレンジ調理約2分でできる“焼き"にこだわった素焼きタイプのハンバーグ。従来品「焼の匠」の反省から、実売180~200円前後と買い求めやすい価格で、袋包装の簡素なパッケージとした。一方、パッケージは中身が見える透明なもので、こだわった焼き目を訴求する。

「冷食のハンバーグは通常、湯せん調理のものが多く、18分など時間がかかるが、本品は袋のままたった2分でできる。ソース入りだと“煮込みハンバーグ"のようになるため素焼きとし、透明なフィルム包装で、焼き目を見せることにもこだわった」(鶴田社長)という。なお、従来品「焼の匠」ハンバーグは終売とする。製造工場は日本ハム食品関東プラント。
「レンジで鉄板焼きハンバーグ」

「レンジで鉄板焼きハンバーグ」

おかずのもう1品は、「中華の鉄人 陳建一」シリーズから発売する「海老蒸し餃子」(6個96g)。冷凍焼売市場では海老焼売が4割を占める点、海老餃子は点心で定番ながら冷食市場では欠落している点などに着目して開発。蒸し餃子はレンジ調理との親和性も高く、袋のままレンジ調理ができる。餡に占める海老の割合が48%とたっぷりの海老とたけのこを使用し、プリッとしたえびとシャキシャキしたたけのこの食感、蒸し餃子ならではの透き通ったもちもちの皮が特長。製造工場は日本ハム食品桑名プラント。
 
なお、同シリーズでは「小籠包」をスープの量を5%増量、「甘酢肉団子」は豚脂を牛脂に切り替え旨味を向上させ、製造工程を工夫してソースがより絡むようにリニューアル。「国産豚の四川焼売」はパッケージリニューアルする。鶴田社長は「POPなど店頭販促物を用意し、シリーズ全体としてもう一度ブランド強化を図る」とした。
 
大人向けの弁当商品としては「炭火焼牛カルビ焼肉(旨辛たれ)」「炭火焼牛カルビ焼肉(旨塩たれ)」(2トレイ90g)の2品を発売。弁当は年間51億食が作られるといわれる中、その約7割が大人向けの弁当であることに着目して開発した。もちろん子供の弁当にも使える。
 
中味は牛カルビ肉をスライスし、炭火で仕上げた焼肉商品。2トレイ入りで、お弁当に便利に使えるほか、おかず用途にも適している。
 
また、牛焼肉商品でありながら、実売180~200円前後とリーズナブルな価格も魅力で、「プレゼンで非常に手応えがよく、高配荷率が期待される」という。鶴田社長によれば、惣菜売場のミニ丼用として、業務用用途で使いたいという声もあるそうだ。ともに製造工場は日本ハム惣菜新潟工場。
 
ほか、新商品では弁当品2品「国産鶏肉チキンカツ」(6個90g)、「北海道生まれのコロッケ」(5個90g)も発売する。
 
発売日は、新商品では「北海道生まれのコロッケ」が7月1日既発売、他は9月1日発売。リニューアル品は順次切替となる。
 
なお、鶴田社長は4~6月の業績について、「4月は好調も5~6月に苦戦気味で、売上高は若干減だが、利益面では販促費のコントロール等もあり増益で来ている。ただ、今秋新商品の商談で手応えが非常に良く、今後巻き返し通期では計画に届くものと考えている」とした。
 
 〈冷食日報 2019年8月2日付〉

日本ハム冷凍食品 鶴田道太社長

日本ハム冷凍食品 鶴田道太社長