〈カリフラの市場浸透進む〉
ライフフーズの2018年度売上高は132億円、前年比微増で着地した。フルーツやブロッコリーが伸長、ベトナム商材も徐々に拡大している。タイ産インゲンも品質面の改善があった。

“フルーツ元年”と称して拡販に力を入れた冷凍フルーツは、家庭用が前年比44%増、業務用も大口の獲得があり43%増と大幅に伸長した。

「当社の特徴は家庭用のDNAがあること」(寺本裕明取締役執行役員営業本部長)。PB比率が高い家庭用冷凍フルーツ市場に大容量のボリュームパック商品(VP、品種により300g~350g)を提案し、ドラッグストア(DgS)などに導入を広げてきた。

先駆的に手掛けたブルーベリーから、アップルマンゴー、ベリーミックスとVPの品ぞろえも拡充してきた。そして18年春に仕掛けたのが、小袋商品(品種により150g~170g)の提案だ。大手CVSが冷凍フルーツ市場を活性化させていたことも追い風となり、前期の拡販につながった。

さらに値ごろな小袋でのトライアルから、VPへの購買行動の流れも生まれている。VPはDgS が牽引してきたが、今春には大手スーパーへブルーベリーVPの導入が決まり、荷動きも順調。小容量のPB商品との食い合いも見られないという。

昨年6月に発売した、カリフラワーライス「カリフラ」の販売も拡大しつつある。取り扱いは月間2,000箱を超えた。各種メディアで取り上げられ、外食チェーン店や自社のネットショップでの販売が順調なほか、DgS やスーパーなど小売店の棚にも並ぶようになった。

ブロッコリーは20%増と伸びが顕著だ。さらに今期第1四半期は前期の2倍を超える伸びを見せている。前期から注力しているデリカルートに対して、エクアドル産の販売が伸びている。

ベトナム商材はヤングコーン、むき枝豆のほかコーンの取り扱いも始めている。

〈今期売上高135億円2%増収見込む、フルーツは7月苦戦もVP配荷でカバー〉
今期売上高は2%増の135億円を見込む。家庭用ではフルーツは前年を上回る計画だが、6月~7月の天候不順で足元の小袋商品は不振。VPの配荷の拡大がカバーしている状況だ。業務用ではベト

ナム産品の拡大に引き続き注力する。今期の新商品として、春にぶどうの大袋商品を発売。6月からニュージーランド産ゴールドキウイとギリシア産の黄桃の取り扱いを本格化した。フルーツでは大手流通と組んでセミドライフルーツなど新商材の提案にも取り組んでいる。

課題は各種コスト上昇への対応だ。まずは海外からの輸入貨物を含めた、保管・物流の効率化。そして付加価値を高めてケース単価を上げていくことも必要だとする。「いずれにしても安定的に需要が見込めるような加工度を高めた商品開発が必要だ」。

付加価値商品として、カリフラでは導入当初からメニュー提案に注力した。フルーツでも利便性など、価値を伝えていく取り組みが必要だとする。

調達先の拡大としては、ベトナムのほか欧州の開拓を進めている。モロッコのレモンとイチゴは品質と価格を兼ね備え、提案を進めているところだ。

カボチャについて、国産品は昨年の不作もあるが、生産者の減少が続いていることから、ニュージーランド産原料の国内加工にも取り組んでいる。

リパックの市川センター(千葉)は現在5ライン中4ラインが稼働。自動計量器を導入したところだが、さらに生産性を高めていく方針だ。

〈冷食日報 2019年8月5日付〉