2020年4月の家庭用冷凍食品の動向(KSPPOS調べ)で、販売金額は前年同月比19.5%増と大幅に伸長した。今年2月以降、新型コロナウイルスの影響などで冷凍食品の販売は高い水準で推移している。小売店の担当者は「テレワークの広がりや学校の一斉休校などで一食完結型の商品などの売り上げは増えている」とコメントしている。商品供給について、あるメーカーの担当者は「製造品目を絞るなどし、安定供給に努めている」と話す。

カテゴリー別で最も伸長したのは、冷凍麺の同32.4%増だった。次いで、冷凍農産は同29.8%増、冷凍米飯は同22.1%増で、いずれも2割以上の伸長だった。最も伸び率の低い調理冷食で同11.3%増となっており、需要は依然として高い水準にある。販売個数も全体で同13.7%増となった。特売中止の影響か、全体の平均価格は同5.1%増だった。

4月までの累計の販売金額は前年同期比12.7%増と前年を大きく上回った。平均価格も同2.7%増で若干高くなった。小売店の担当者は、新型コロナウイルスの影響で「全般的に伸長しているが、その中でごはんやパスタなど主食になる商品や、惣菜系は伸長した」と話す。別の小売店の担当者は「新型コロナ感染拡大対策による、外出自粛などの影響で売上伸長がより顕著になった」と述べている。

〈冷食日報2020年5月8日付〉
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