日本水産、服部栄養専門学校監修「今日のおかず きんぴらごぼう」など発売/2020年秋冬家庭用冷食新商品

日本水産「今日のおかず きんぴらごぼう」
日本水産は7月16日、2020年秋冬の新商品43品・リニューアル品18品の計61品を発表した。「食シーンを豊かにする食卓応援団」をコンセプトに、「社会課題」「消費者ニーズ」「同社の強み」を掛け合わせて、ライフスタイルの意識深化に総合力で対応するとしている。

家庭用冷凍食品(冷凍食品売場向け商品)では、新商品8品・リニューアル品5品の計13品を9月1日、全国で発売。新商品の内訳は米飯1品、麺類1品、食卓惣菜5品、弁当品1品。食卓惣菜では、「今日のおかず」シリーズから服部学園服部栄養専門学校監修の和惣菜の小鉢メニュー4品を新発売する。

家庭用冷凍食品では、「内食・中食ニーズの高まり」「簡単調理」というニーズに応えた商品を発売。背景にコロナ禍での内食・中食の需要の高まりと、買い物頻度の減少や栄養の偏りなどの背景から、加工食品の価値が再認識され、購買層の拡大や使用シーンの拡大が見られた点を挙げる。家庭での食事頻度の増加は調理の負担を招き、今後新しい生活様式の浸透などを踏まえると簡単・簡便調理へのニーズはますます高まると予測する。

これらを受け、伸長する米飯・具付き麺・食卓惣菜で新商品を発売する。

米飯「Wカルビ飯」(430g)は、旨みと辛みで食べ応えのある男性向けのピラフ。牛肉と豚肉のダブルのカルビを使用し、コチュジャン・豆板醤・唐辛子を使用した、辛さとコクがクセになる味わいに仕上げた。熟成しょうゆ・焦がししょうゆを使用し、辛さの中にも豊かな旨みと風味が残る。具材はにんにくの芽と大きめにカットしたたまねぎを使用。調理方法は電子レンジ・フライパン、生産工場は八王子総合工場。

麺類「わが家の麺自慢 野菜を食べる中華そば」(1人前365g)は健康志向の高年齢層に向けた野菜たっぷりの具付き麺。1日に必要な野菜の1/2の量が入ったしょうゆ味の中華そば。具材はキャベツ・ほうれん草・もやし・にんじん・たけのこ・たまねぎ・ねぎ・きくらげの8種を使用。スープは鶏ガラスープに2種のしょうゆを合わせることで、香りと旨みを引き出し、隠し味に国産のさば節を使用している。調理方法は鍋・電子レンジ、生産工場は姫路総合工場。

食卓惣菜では、電子レンジで簡単にできる「今日のおかず」シリーズから、学校法人服部学園 服部栄養専門学校監修による、だしにこだわった和惣菜の小鉢メニュー4品を発売。4品とも焼津産かつお節のだしと羅臼産昆布のだしを使用し、小鉢1皿分ずつ小分けにできる、使いやすいトレー入りの商品。すべて規格は42g×2個(84g)、調理方法は電子レンジ・自然解凍、生産工場はモガミフーズ。

「今日のおかず きんぴらごぼう」は、ごぼう・にんじん・こんにゃく・れんこんの4種の具材を混ぜ合わせ、彩り良く仕上げた。かえしを使用し、旨みとコクが感じられる味付けにするとともに、一味唐辛子をアクセントに、ごま油で風味と照りを出した。

「今日のおかず ひじきの煮つけ」は、ひじき・こんにゃく・にんじん・大豆・油揚げの5種の具材を使用。かえしを使用し、旨みとコクが感じられる味付けで、甘さをやや抑え、だしの旨みを引き立たたせた。

「今日のおかず ほうれん草のごまあえ」は、ねりごま・いりごま・すりごまをバランスよく合わせ、ごまの風味と旨みが感じられる味付けに仕上げた。

「今日のおかず 卯の花」は、にんじん・えだ豆・ねぎ・こんにゃくを使用して彩り良く仕上げ、だしの旨みや風味が引き立つ味付けにした。

食卓惣菜のもう1品「今日のおかず 若鶏の旨だれから揚げ500g」は好評の既存品「若鶏の旨だれから揚げ」(280g)の大容量タイプ商品。やわらかな若鶏のもも肉を使用したから揚げに、甘辛しょうゆだれを絡めた。甘辛しょうゆだれは、濃口しょうゆをベースにごま油とすりおろしりんごを使用、すっきりさわやかな酸味と甘みがあり、ごはんによく合う味付けとした。袋は保存に便利なチャック付き袋。調理方法は電子レンジ、生産工場はタイ協力工場。

弁当品「ほしいぶんだけ デミグラスソースコロッケ」(6個114g)は、切り離し可能なトレー入りの「ほしいぶんだけ」シリーズ商品。フォンドヴォーを使用した、コクと旨み豊かなデミグラスソースのコロッケ。赤ワインを使用し、コクと深みのある味わいに仕上げた。お弁当にはもちろん、パンにはさんだり、食卓の1品としてもご利用できる。調理方法は電子レンジ、生産工場はハチカン。

〈冷食日報2020年7月17日付〉