日本冷凍食品協会が主催する「冷食JAPAN2020」を含めた、食の総合展示会「FOOD展2020」が10月7日、東京ビッグサイト青海展示棟(東京都江東区)で開幕した。10月9日までの3日間開催される。

「FOOD展2020」は、食品製造・調理・衛生・工場設備・物流を包括した7つの専門展示会からなる総合展示会。「冷食JAPAN」のほか、「フードシステムソリューション」は厨房設備・機器・サービス、「フードセーフティジャパン」は食の安心・安全をテーマにした衛生管理手法など、「フードファクトリー」は食品工場の設備・機器などの部品メーカー、「フードディストリビューション」は食品物流、「惣菜JAPAN」は中食・惣菜産業の製造工程等にスポットを当て、今回は合計151社が出展した。

「冷食JAPAN2020」、冷凍食品100周年事業の1つとして開催する。今回は冷食製造機器・資材を中心に17社80小間が出展した。当初、冷食メーカーの出展も想定していたが、新型コロナウイルスの影響で給食などの業務用ユーザーの来場が限られるため、機器中心の出展になった。

冷食メーカーからは日清フーズが出展した。具付き調理済みで電子レンジ調理できるパスタ「パスタステラ」や、焼成済み冷凍パンケーキといった業務用冷食を紹介した。また、工場関係者の来場が多く見込まれることから、ドライパスタや、から揚げ粉、バッターミックスなど、冷食の原料を想定した商品なども提案した。

機器など出展社の中で、フジキカイは、包装機械業界でトップクラスの冷凍食品集積包装ラインと、超音波シール搭載の横型ピロー包装機を出品した。

日本ポリスターは、不定形な製品の長さを自動測長し、それに合った袋長さで包装する独自技術の包装システムを紹介した。無駄なフィルムを削減してゴミを減らすことにも貢献できる。

〈冷食協・木村専務理事が基調講演 冷食100年の歴史を説明〉
基調講演では、日本冷凍食品協会の木村均専務理事が「冷凍食品の100年」と題した基調講演を行った。
日本冷凍食品協会の木村均専務理事

日本冷凍食品協会の木村均専務理事

1920年、北海道・森町で葛原猪平が日本初の冷凍倉庫を建設して以降の冷凍食品100年の歴史を、エポックメークとなった出来事を交えて紹介するとともに、足元での冷凍食品業界の状況にも触れた。
 
新型コロナウイルスを経て今後の冷凍食品の需給要因としては、
「テレワークの進展などライフスタイルの変化」
「外食、内外の観光、イベント・宴席などの回復の程度」
「経済状況の悪化による個人消費支出の変化・デフレ傾向の行方」
「消費者の求めるものの変化(健康志向、利便性など)」
―――の影響が大きくなると予測した。
 
〈冷食日報2020年10月8日付〉