マルハニチロ「新中華街」肉焼売・黄金の海老しゅうまい発売、市場の底上げ図る/2022年春季冷食新商品

マルハニチロ「新中華街 黄金の海老しゅうまい」
マルハニチロは1月19日、2022年春季新商品発表会をオンラインで開催し、全カテゴリーで新商品46品、リニューアル品18品の計64品を発表した。家庭用冷凍食品では、新商品12品、リニューアル品12品の計24品を3月1日、全国で発売する。

2022年春は食卓向け本格しゅうまいで赤坂離宮・譚彦彬オーナーシェフ監修の「新中華街 黄金の海老しゅうまい」「新中華街 肉焼売」の2品を発売し、ラインアップを強化。伸長する冷凍しゅうまい市場のさらなる拡大を目指す。

新商品発表会では、小梶聡執行役員開発部長が新商品の概要などについて説明した。

マルハニチロ・小梶聡執行役員開発部長

マルハニチロ・小梶聡執行役員開発部長

新商品全体の開発背景として、コロナ禍以降の在宅勤務の定着、衛生・健康意識の向上、自宅内生活の充実化、ひとりの時間を楽しむ志向といった社会背景から、新たな日常の中での変化として、
▽自宅での食の頻度上昇と充実化
▽調理頻度の上昇に伴う時短・簡便需要
▽セルフメディケーション
▽家ナカ・家チカ消費(通販・共同購入・SM/スーパーマーケット)
▽ひとり時間消費・テークアウト
――といた消費が増えると見られ、これらを意識した新商品を各カテゴリーで投入する。

家庭用冷食新商品12品の内訳は、食卓惣菜3品(うちしゅうまい2品)、米飯3品(うち個食2品)、弁当品5品、農産(素材)1品。注目の新商品は食卓向け本格しゅうまい2品。現在のニーズに沿った4つのキーワード、

〈1〉上質感:専門店監修
〈2〉食べ応え:1粒の満足感
〈3〉簡単調理:いつでも使用可
〈4〉ストック性:大容量
――に合わせて開発したという。

うち「新中華街 黄金の海老しゅうまい」(6個168g)は、少人数世帯向けに上記キーワード〈1〉~〈3〉に合わせて開発。赤坂離宮・譚彦彬オーナーシェフ監修のもと、プリッとした食感のエビをたん能できるよう、中種のつなぎの量を極限まで減らした本格エビしゅうまい。はちみつとXO 醤であとひく海鮮の旨みを引き出し、ごま油、老酒で奥深い味わいに仕上げた。皮には上質な本格飲茶の点心に使われる黄色皮を使用し、食卓を華やかに彩る。調理方法は電子レンジ・蒸し器、生産工場は広島工場。

また、前述キーワード〈1〉~〈3〉に加え〈4〉の大容量にも対応した家族世帯向け商品として「新中華街 肉焼売」(16個504g)も投入。こちらも赤坂離宮・譚オーナーシェフ監修で、生姜と醤油ベースの特製ダレで調味した粗挽き豚肉を中種に加え、ジューシーな肉の旨みと食感にこだわった本格肉焼売。16個入りの大容量であるほか、パッケージでは食べ応えのある大きさが外から見えるよう、一部を透明にしている。また、焼き・揚げ・鍋の具材と、さまざまなアレンジ調理も提案する。調理方法は電子レンジ・蒸し器、生産工場は広島工場。

マルハニチロ「新中華街 肉焼売」

マルハニチロ「新中華街 肉焼売」

〈2020年度に冷凍しゅうまいがチルド逆転〉
冷凍しゅうまいの市場環境を説明した小梶氏によれば、2021年度の家庭用冷凍しゅうまい市場は173億円になると推計され、2015年度比44%増と大きく拡大。また、食卓(夕食)出現頻度も2015年度比18%増と伸長しているという。
 
さらに、夕食時の加工度別構成比では、2020年度に冷凍が34.8%と半調理品(チルド)の33.3%を上回り、冷凍がトップに立ち、2021年度も3.3ポイント増の38.1%と構成比がさらに拡大しているという。
 
小梶氏は「冷凍しゅうまい市場が拡大する中、餃子に次ぐカテゴリーとして積極的な品揃え・売場展開を図り、競合商品からのシフトではなく既存品との相乗効果で市場の底上げを図りたい」など話した。
 
〈冷食日報2022年1月20日付〉