味の素冷凍食品は4月18日、同社公式オンラインストアで「適正糖質」シリーズとしてアイスケーキ3品種を発売した。

味の素の甘味料「パルスイート」と、味の素冷凍食品のスイーツ製造技術を掛け合わせることで、糖質とカロリーの両方をコントロールできるスイーツを開発した。同シリーズの展開で、糖質量のコントロールを必要としている人たちの生活の質向上に貢献していく考えだ。

新事業開発部が手掛ける、切実なニーズにこたえていく付加価値提案の取り組みの一つとなる。現在、糖質コントロールは食事制限や運動の習慣化など、従前の生活スタイルに負荷を強い、長期戦となっているのが実状だ。家族で同じものを食べられないというストレスもある。

一方で食・楽・健康協会(理事長:山田悟・北里研究所病院糖尿病センター長)が提唱するロカボの考え方に合致した、ロカボマークの付いた商品も市場に広がっており、糖質コントロールへの関心は高く、必要としている人も少なくない。

そこで、味の素冷凍食品は糖質コントロールをしている人のスイーツに対する諦めを打破し、スイーツを選ぶ・食べる・親しい人と共有する喜びの創出をテーマに製品開発に取り組んだ。

新製品はアイスケーキのチーズ風味・抹茶・チョコレート風味の3品種。フリーカットタイプで1箱の内容量390g。1食(標準9等分)当たりカロリーが約80kcal、ロカボ糖質量5g以下の設計となっている。ただし、箱の内側には3種類(7、9、12等分)のサイズガイドを印刷して、食シーンに合わせて切り分けられるようにしている。

ロカボ糖質とは糖質量から体内に吸収されにくい糖質量を除いた値を指す。食・楽・健康協会のロカボの基準である、1日に摂取する糖質量のうち間食(嗜好品)分を10g以内にするという値にも、新商品は合致している。

しっかりした甘さを出しながらカロリーと糖質量をコントロールするために、味の素の「パルスイート カロリーゼロ」を使用した。アミノ酸由来の甘味料だ。カロリーを抑えるために油分を減らしながらも、長年のスイーツ製造で培った乳化技術などを用いて満足感のあるスイーツに仕上げた。

製品の認知拡大は自社ECサイトのほか、味の素とも連携して行う。味の素は「パルスイート」事務局を管理栄養士とのコミュニケーションのプラットフォームとして設置している。管理栄養士を中心に、数千人レベルの会員をもつという。自社ECサイトのほかパルスイート事務局からもモニター募集を行い、初期の認知拡大を図る。 業務用ルートへの展開も視野に入れるが、管理栄養士とのコミュニケーションから情報収集しながら、オンラインでのスピード感も活かして事業展開していく考えだ。

4月18日に開いたウェビナーには味の素冷凍食品の黒崎正吉社長、石原敏章新事業開発部長、開発担当の島田尚久氏に加えて、味の素の宇田川賢甘味料部長がゲスト参加し、両社の連携をアピールした。
手前左右=味の素冷凍食品 黒崎正吉社長・石原敏章新事業開発部長、後方左右=開発担当の島田尚久氏、味の素 宇田川賢甘味料部長

手前左右=味の素冷凍食品 黒崎正吉社長・石原敏章新事業開発部長、後方左右=開発担当の島田尚久氏、味の素 宇田川賢甘味料部長

「適正糖質」シリーズの製品概要は以下の通り。いずれも1箱390g、公式オンラインストアで各税込1600円(別途送料)。
 
「アイスケーキ チーズ風味」は、乳由来の素材を上手に使うことでチーズ風味を再現。練り込まれたアーモンドが食感にアクセントとなり、満足度を高める。ほのかに香るラムレーズンやオレンジ、ストロベリーのさわやかな酸味のハーモニーも特徴。
 
「アイスケーキ 抹茶」は、抹茶の豊かな風味とほろ苦さが際立つ和のスイーツ。さわやかなレモンと柚子をプラスし、ひと味違う大人の味わいに。アーモンドスライスの食感、柑橘の風味とストロベリーの酸味、抹茶のほろ苦さのコントラストが楽しめる。
 
「アイスケーキ チョコレート風味」は、ココアパウダーや独自の乳化技術を用いて、チョコレートを使わずに濃厚なチョコレート風味を再現。カカオニブとマカダミアナッツのカリカリとした食感、オレンジやストロベリーの酸味も相まって、豊かなスイーツタイムが楽しめる。
 
◆味の素冷凍食品 公式オンラインストア

〈冷食日報2022年4月19日付〉