テーブルマーク 冷凍「ごっつ旨いお好み焼」製造ライン増設、加ト吉水産・福島工場にコロナ禍の需要増うけ

テーブルマーク「ごっつ旨い お好み焼」
テーブルマークは7月20日、グループ会社である加ト吉水産の福島工場(福島県石川町)に冷凍お好み焼ラインを増設すると発表した。今年8月末の稼働を予定している。

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加ト吉水産福島工場は、テーブルマークグループのお好み焼・たこ焼製造工場で、主力の「ごっつ旨い」シリーズを製造している。今回、自動化と効率性を追求した新ラインの導入により、同工場におけるお好み焼の生産能力は、従来の約1.5倍以上に向上する見込みだ。

加ト吉水産・福島工場

加ト吉水産・福島工場

新ラインの導入により同工場のお好み焼ラインは2系統となる。なお既存のラインは焼成工程を2つ持った構成となっている。
 
今回の設備投資の背景について同社は「家庭用冷凍食品市場は、コロナ禍の影響によるライフスタイルの変化などを背景に伸長を続けている。その伸長する市場において、同社の主力商品の一つである『ごっつ旨いお好み焼』シリーズは、おいしさと高い簡便性を備えた『一食完結型』の商品として大きく伸長しており、今後の更なる需要の拡大に応えるため、同工場へのライン増設を決定した」としている。
 
お好み焼の需要拡大は、同社の今春の新商品ラインアップにも影響した経緯がある。今春発売を予定していた「ごっつ旨い明太もちお好み焼」は、需要期の安定供給を優先して発売を延期していた(6月に発売済み)。
 
【加ト吉水産 福島工場の概要】
▽所在地=〒963-7855福島県石川郡石川町字猫啼172
▽敷地面積=18,544.42平方メートル
▽製造品目=冷凍お好み焼・たこ焼
▽従業員数=179人(2022年7月1日現在)
▽稼働開始=1980年3月
▽取得認証=ISO14001/FSSC22000
▽新ライン=お好み焼ライン1ライン
 
〈冷食日報2022年7月21日付〉