ビール酒造組合の市場動向レポートをもとに、本紙が推計した2016年1~12月累計のビール3ジャンル合計の容器別出荷内訳は、前年同期比で瓶93.0%、缶98.3%、樽・タンク97.3%となり、いずれもマイナスとなったが、缶は総市場の97.6%を上回った。

これはビールと新ジャンルの缶容器が、それぞれ100.3%、98.8%だったことによる。ビール缶容器は2年連続のプラス。15年は、12年の震災の裏を除けば8年ぶりのプラスだったため、ビール缶容器の好調が続いている。各社、ビールの基軸ブランドに注力する姿勢が反映した。

一方で、ビール樽容器は15年に2年ぶりのプラスだったが、16年は2年ぶりのマイナスに転じた。業務用市場の低迷と、家庭用消費(家飲み)の堅調ぶりを示した。

3ジャンル計の用途別出荷を見ても、業務用が96.6%と総市場を下回り、家庭用は98.0%と、総市場を上回っている。新ジャンルの樽詰めは、10年の初登場以来、初のマイナスとなった。