サッポロビールは、新ジャンル「極ZERO 爽快ゼロ」を2018年1月30日に発売する。350ml缶・500ml缶、その他の醸造酒(発泡性)①、原材料=ホップ・糖類・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく・カラメル色素、アルコール分2.5%、販売計画250万c/s(大びん633ml×20本換算)。発泡酒「極ZERO」の3つのゼロ(糖質0・プリン体0・人工甘味料0)に加え、低カロリーNo.1(国内大手メーカーより現在発売されている糖質0のビール類において)を実現した。缶の左上に「低カロリーNo.1」と記載、爽快さと機能的なイメージを想起させるターコイズブルー(青緑)をブランドカラーとした。

同社は11月30日、新商品発表会を行い、髙島英也社長(写真右)、川口尚宏ブランド戦略部長、小柳竜太郎新価値開発部長が登壇した。髙島社長は「4カ年の中期計画の初年度にあたる今年、テーマは“突き抜ける!”を掲げた。“ビール復権宣言”を行い、1~10月でビールは102%と好調に推移している。黒ラベルは103%弱、ヱビスは約100%だ。黒ラベル缶は111%超になる。一方、課題は新ジャンル、特に機能系だ。機能系カテゴリーは総需要を上回る成長が続いており、一過性のものではない。ニーズに合致した新価値提案を行い、来年を“機能系リスタートイヤー”と位置付ける」とあいさつした。川口部長は、機能系市場の動向について「2012年1~10月を100としたときの2017年1~10月の指数は、ビール類総市場が89%、機能系ビール類が108%となる。機能系のなかでも構成比はゼロ系65%・オフ系35%と、ゼロ系の伸長が顕著だ。性別市場構成比は、ビールテイスト計は男性59%・女性41%だが、機能系は男性50%・女性50%と、女性割合が高い。しかも女性の年代別では40代と50代がボリュームゾーンだ」と説明した。

小柳部長は、新商品の開発の背景について「当社の調査によると、ビールテイストの機能で重視するのは、男女とも“カロリーが低い”がNo.1で、“糖質ゼロ”“プリン体ゼロ”を上回った。味で重視するのは“味わい”よりも“爽快さ”であることが分かった。そこで、3つのゼロに加えて、最も重視されているニーズを満たした、低カロリーNo.1の新ジャンルを発売する」と述べた。

製法については「ドラフトワンの製造方法を進化させ、更なる爽快な飲み心地を追求した。加えて、シトラスのような香りが特長のフレーバーホップを採用することで爽快さをプラスした。アルコール2.5%だが、低カロリーNo.1とすっきりしたキレの2つを突き詰めていった結果の度数だ。また“その他の醸造酒”の製法が一番実現できる規格だった」とした。

新商品のマーケティングについて「極ZEROは機能系の代名詞といえ、新商品名にも冠することにした。発泡酒の極ZERO はターゲットが男性50~60代、おいしさもゼロもよくばったことを訴えるが、新ジャンルの爽快ゼロのターゲットは女性40~50代、低負担で気兼ねなく飲みたいというニーズに応える。コミュニケーションは、2013年から極ZEROのCM に出演している桐谷美玲さんを起用し、TVCM を1~3月で大量出稿する。ユーチューブなどウェブにも出稿する。事前サンプリングや春にはマイレージキャンペーンなどを用意する」と話した。

〈酒類飲料日報2017年12月1日付より〉