ビール4社の、1~4月までの春のビール類新商品は昨年の36商品に比べて31商品とやや少なくなった。メーカーによって濃淡が著しく異なっており、キリンビールが相次いで新商品を投入している(全国向けのラベルデザイン缶・ノンアルビールを含む、リニューアル・エリア限定品・通販限定品は除く)。

アサヒビールは11から6に、サントリービールは7から3に、サッポロビールは9から5にそれぞれ投入量を減らした。うち、全国向けラベルデザイン缶はアサヒとサントリーが昨年1から今年1と変わらず、サッポロも2から2と同数だった。一方、対照的なのがキリンで、新商品投入数は9から17に大幅に増やした。うち、全国向けラベルデザイン缶は3から7に増やした。

消費トレンドは、信頼感があり安定したブランドが好まれる傾向にあることから、引き続き、各社の主力商品からのアンブレラ(派生商品)が多かった。アサヒは「スーパードライ」「クリアアサヒ」、キリンは「一番搾り」「淡麗極上」「淡麗グリーンラベル」「のどごし」、サントリーは「ザ・プレミアム・モルツ」、サッポロは「ヱビス」といった主力ブランドだ。

特にキリンは「一番搾り」から「新春初詰め」「若葉香るホップ」、「淡麗グリーン」から「風そよぐレモンピール」、「のどごし」から「春の喝采」「スペシャルタイム」と矢継ぎ早に投入。4月18日発売の「のどごし スペシャルタイム」は年間計画が520万c/sと4社のなかで飛び抜けた目標を掲げる。

サントリーは昨年9月から「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」の基幹3ブランドに資源を集中する戦略に転換していることから、今年に入っても新商品が極端に少ない。