日本酒造組合中央会がまとめた1~4月の清酒出荷数量は前年同期比1.4%減の16万4,406klとなった。前4月単月は4万3,746klで3.4%減。

依然変わらずトレンドは吟醸酒(5.3%増)と純米酒(7.3%増)が伸び、本醸造酒(11.1%減)と一般酒(5.2%減)が苦戦。昨年5月頃から見られるようになった純米吟醸酒が本醸造酒の出荷数量が上回っていることについても、ここの所常態化している。昨年は10月から12月の消費量が伸びる期間では本醸造酒の数量が上回ったが、純米吟醸酒の伸び率と本醸造酒の減少率を見ていると、年末で純米吟醸酒が本醸造酒の数量を上回るのも時間の問題と思われる。

主産地の4月単月は、生産量トップ5のうち京都府(0.6%増)のみプラス。兵庫県(4.3%減)、新潟県(2.6%減)、埼玉県(7.5%減)、秋田県(6.3%減)の4県はマイナスとなった。京都府は吟醸酒(5.0%減)純米吟醸酒(9.5%減)の上昇トレンドのカテゴリーがマイナスとなったものの純米酒で46.3%増の大幅増。数量が大きな一般酒でのマイナスを1.5%減にとどめることで微増としている。兵庫や新潟などは本醸造酒と一般酒のマイナスを純米酒と吟醸酒でカバーしきれずマイナスとなっている。

他の地方を見てみると、これまで吟醸酒での2ケタプラスが当たり前だった山口県が5.2%増と若干勢いが落ち着いている。愛知県と山梨県は純米吟醸酒で2倍以上のプラスとなっているが、本醸造酒と一般酒のマイナスをカバーしきれず合計ではマイナス。

4月でプラスとなったのは千葉(21.1%増)、奈良(7.9%増)、山口(6.6%増)、神奈川(2.7%増)、三重(2.3%増)、山形(1.4%増)、京都(0.6%増)、沖縄(0.3%増)、青森(0.1%増)の9府県。

一方マイナス幅が大きかったのは順に岩手県(22.6%減)、次いで大阪府(21.8%減)、滋賀県(14.4%減)。茨城(14.1%減)や岡山(10.8%減)、石川(10.2%減)も二ケタ減となった。