国税庁がまとめた2016年4月~2017年3月の酒類課税数量(国産酒=国税局分と輸入酒=関税局分の合計)は前年同期比0.7%減の877万3,031klとなり、わずかに前年度に届かなかった。1~3月累計は0.6%増、3月単月は1.5%減となっている。

4~3月を酒類別で見ていくと、清酒は2.9%減。純米酒と吟醸酒が好調ながら、数量的にはまだまだカバーするに至っていない。

焼酎甲類は3.6%減、乙類は1.3%減。2016年度はどちらもマイナスだが、根強いレモンサワー人気や、素材や製法へのこだわりなどで、見直されつつある乙類は2017年度はプラスに転じられるか。

ビール類ではビールが2.0%減、発泡酒が4.6%減。「新ジャンル」については、その他醸造酒が4.1%減となるものの、リキュールは1.2%増。いわゆる麦系」の新ジャンルが伸張した形だろう。

ウイスキーは4.7%増で安定した成長を見せている。3月と1~3月累計でマイナスとなっているのは、昨年4月にサントリー社の製品が値上げを行った為発生した仮需の裏のためにマイナスとなっている。

ワインは今年に入って上向きになったものの、2.8%減で着地。国産は1.2%増となったが、輸入ワインが振わず4.5%減。

RTD類が多く含まれるスピリッツ類は13.7%増で着地。改正酒税法でビールを始めとした他の酒類が1~2割の値上がりをしているが、こちらのカテゴリーへの影響は軽微。値上げをしなかった店舗も確認されているため、まだまだ好調ぶりは続きそう。