関税局が発表した2017年1~12月の酒類輸入通関数量は前年比100.8%となった。最もボリュームが大きい輸入新ジャンル(発泡酒にスピリッツを加えたもの)が100.3%と4年ぶりにプラスとなったこと、次に大きなボリュームとなるワイン(ぶどう酒、2L以下)が104.0%と2年ぶりプラスだったことが大きい。

続いて、韓国焼酎が約9割を占める「その他の蒸留酒」こそ95.5%だったが、バルクワイン103.1%、ウイスキー(原酒+製品)104.2%と好調、ビールも101.5%で4年ぶりにプラスとなり、スパークリングワインも102.4%など、総じて上位品目の輸入量が増えた。

ホワイトスピリッツは、注目を集めたジンは109.2%と大幅に伸びたが、ラム94.0%、ウォッカ95.1%で着地した。

12月単月では、ワイン(ぶどう酒、2L以下)が112.5%と2カ月ぶりのプラス、スパークリングワインは100.2%で4カ月ぶりのプラスに転じた。ラムは11月まで3カ月連続で2ケタ増だったが、12月は55.5%と減速した。

〈輸入ワイン4.0%増、チリが3年連続トップ、スコッチは9.8%増〉
2017年累計のワイン通関では、3年連続でチリがトップとなった。上位7カ国のうち、6位までは昨年と順位は変わらない。昨年7位だったアルゼンチンは8位に後退、ドイツが入れ変わった。上位7カ国のうち、フランスとドイツがマイナス。それ以外は1ケタ台のプラスとなっている。8位の南アは116.7%と2ケタ増だった。

ウイスキー(原酒+製品)はスコッチが109.8%となり、米国積みは97.1%と減少した。

ビールは、メキシコが112.7%で引き続きトップの座に。16年は111.3%の伸びだったが、さらに拡大した。2位のドイツは118.3%だが、続くベルギー、アイルランドは約1割のマイナスとなった。

〈酒類飲料日報 2018年1月31日付より〉
2017年1~12月の酒類輸入通関数量(ワイン、ウイスキー、ビール・発泡酒)

2017年1~12月の酒類輸入通関数量(ワイン、ウイスキー、ビール・発泡酒)