日酒販は12日、ホテルニューオータニで「首都圏商品展示会2018」を開催し、約2,500人が来場した。テーマは「酒と食の祭典2018~おかげさまで70周年~」。出展メーカーは和酒120社(清酒70社、焼酎50社)、洋酒麦酒45社、食品40社、合計205社。

例年よりもオリジナル企画数を増やして、昨年の7企画に対して今年は11の企画を発信した。
▽“インスタ映え”でインバウンド需要をわしづかみ!!
▽餃子とビール…だけじゃない!? 相棒新発見
▽ついに公開! フランスNo.1シャンパーニュ「ニコラ・フィアット」リニューアル新ボトル
▽酒卸ユニオン〈創SOU〉北海道から九州まで、旬なモノ、ご紹介します
▽つまみが沢山! ちょっと酔っといで!
▽本格焼酎の魅力をオリジナルPOP でご紹介! あの焼酎アンバサダーによるマリアージュセミナーも開催!
▽日本ワインの愉しみ方~ワインの香りを見つけよう~
▽開いてびっくり! グルメがどっさり! 充実のカタログ販売!!
▽店頭活性化・差別化に! こんなアソートギフトがあります!!
▽モルトアンバサダーボブ氏とマリーブリザールグランプリ 細田氏実演
▽70周年記念商品お披露目――の11。

70周年記念商品は、
▽三和酒類「いいちこ麹人」
▽霧島酒造「黒霧島MELT」
▽田苑酒造「奏苑」
▽中国醸造「桜尾ウイスキー ニューポット」
▽丸善「復刻版ホモソーセージ」――の5商品。

〈4~6月期、100%を若干割る/橋本専務〉
橋本則之専務取締役営業本部長、菅原淳酒類事業部長、寺園正食品事業部長兼ギフト事業部長、羽毛田進営業企画部長が登壇して会見を行った。
日酒販 橋本則之専務取締役営業本部長

日酒販 橋本則之専務取締役営業本部長

橋本本部長は4~6月期の販売概況について「100%をちょっと欠けている。昨年6月の改正酒税法の影響が大きかった。昨年5月は仮需があったのが清酒大容量パック、甲乙焼酎、ビール類。その裏にあたり、数字を把握するのが難しい。金額ベースで清酒は95%強、焼酎は甲類乙類とも95% 強、ビール類では95%となっている。特にビールは改正酒税法、サッカーで業務用不振、ビール離れで96%前後の着地。洋酒はハイボール人気でウイスキー、RTDの好調で前年を超えている。国産ウイスキーは113%、輸入ウイスキーも113%強。ワインは国産が100%割れだが、輸入は100%以上で、合計100%を超えている。クラフトビールは110%、しかし構成比は5%いかないので、この比率を米国並みに引き上げていきたい」と述べた。

菅原部長は「9月19日にシャングリ・ラ ホテル東京で“島酒展示会”を開催する。島酒を活性化させたい。田苑酒造と樽貯蔵芋焼酎“田苑 エンヴェレシーダ 700ml”を開発した。樽貯蔵麦焼酎のパイオニアである同社が芋焼酎を全量3年貯蔵したもので、アルコール25度、小売1,630円税別。9月13日から出荷し、初年度販売数は2019年6月までで5万本。また、日酒販といえば和酒だが、今期はハードリカーとスピリッツにも注力し育成したい」と話した。寺園部長は「菊正宗との共同企画、“ご当地つまみの旅”は好調で、4~6月期で前年比100%の11万7,000食を販売した。新しいアイテムとして、ワインやウイスキーにも合う商品を来春の販売に向けて1~2つほど開発中だ。ギフトでは、アソートで企画提案していきたい」と語った。

羽毛田部長は「今回の展示会で、日酒販70年の歴史を2分間にまとめた動画を入口のモニターで放映しているが、そこでも強調しているキーワードは“育てる”だ。酒税法改正もあり、酒類を大事に売っていこうという流れはある。製品や売り方を大切にして、育成していきたい。特徴的な商品が、弊社70周年記念商品として100年の伝統を持つ中国醸造が、桜尾ディスティラリーから2018年に生まれたウイスキーのファーストバッチのニューポット(250ml、7本)を11月に発売する。また、日本のワイナリーは300場を超えたが、一時的なブームにすることなく、市場を拡大していきたい」と話した。

〈酒類飲料日報 2018年7月17日付より〉