霧島酒造は7月26日、宮崎県都城市の志比田第二増設工場の竣工式を開催した。2つの製造場内で5つ目となる同工場は、志比田工場北側隣接地に、貯蔵タンクや焼酎粕リサイクルプラントと合わせて2016年7月から着工を開始。敷地面積は3万1984平方m、総工費は152億円。同工場の稼働により、各工場の稼働率を下げることができ、基本的に日曜は休業できる生産体制になるという。5工場で1日あたり425トンのサツマイモを使用し、25度一升瓶換算で約22万本分の生産能力となる。
芋を選別する2つのライン

芋を選別する2つのライン

竣工式のあいさつで、江夏順行社長は「当社も創業以来102年が経過した。その間、着実な発展を遂げさせていただいている。特にこの20年ほどは増産、増産を行ってきた。更なる飛躍をすべく、5年前に熟慮に熟慮を重ねて、やっとの思いで新工場建設という大事業を決心、決断、断行した次第である。今回の工場完成によって、下川東の1番目の工場から5番目の工場まで、その全ての生産拠点がこの圏内に集約・凝縮され5工場体制になった。この一帯に根付いた拠点が完成された」と振り返った。

工場増設の狙いについては「今回の建設の意義、目的は3点だった。1つ目は、品質の維持・向上の更なる推進による競争力の強化である。理想的な貯蔵期間の確保による品質の向上、安定化だ。2つ目は、市場への安定的供給で、原料不作の際にも対応出来得るだけの貯蔵量を持つことだ。3つ目は、雇用の創出である。本日の竣工式を1つの節目とし、皆さんの期待に沿えるよう一層の努力を重ねていく」と力強く語った。

二次仕込みを行う44本のタンク

二次仕込みを行う44本のタンク

新工場は既存4工場と同等の生産能力を備える。1日に17トンの米、85トンのサツマイモを使用し、25度一升瓶換算で約4万5000本の焼酎製造を行う。

〈食品産業新聞 2018年8月2日付より〉