エノテカが注力する「ピエモンテワイン」で愛好家向けイベント初開催、「ピエモンテワイン エクスペリエンス」

「ピエモンテワイン エクスペリエンス」、左端=国際事業部・八鍬俊介氏
エノテカは20日、愛好家向けイベント「ピエモンテワイン エクスペリエンス」をエノテカ広尾本店で初開催。1部・2部あわせて100名以上が来場し、盛況だった(参加費6,000円)。

同社が取り扱うピエモンテの13生産者30アイテムを提供。「ガヤ」の「コスタ・ルッシ」など最高級レンジのワインも一部有料で提供した。

同社では今年2月より、部を横断した社内企画「ピエモンテ プロジェクト」を立ち上げた。「単一品種で造られ、エレガントなスタイルはブルゴーニュとも共通するが、単一畑表記制度MGAがあっても、ブルゴーニュのようなヒエラルキーはまだなく、発見する喜びがある。ピエモンテの名だたる造り手がこれだけ揃う会社は世界でも稀。ピエモンテという産地全体にフォーカスし、その魅力を伝えたい」(国際事業部・八鍬俊介氏)。同社が扱う生産者を中心にピエモンテワインの魅力をまとめた小冊子「ピエモンテ・ワインブック」もオリジナルで制作した。

会場内では八鍬氏によるミニセミナーも実施。「ピエモンテはDOCGとDOCの総銘柄数がイタリア全州で一番多い銘醸地。バローロは東西で土壌が異なるため、東が力強く、西が優しい味わいとなる。さらに、畑ごとに違うテロワールを探求する楽しさもある。造りにおいても、伝統的バローロからモダンバローロまで多彩なスタイルが揃うのも魅力のひとつ」と、それぞれの造り手について順に解説した。

同社では来春より新たに、「ネルヴィ」「レナート・ラッティ」の取り扱いも開始する予定。

〈酒類飲料日報 2018年10月23日付より〉