山梨県ワイン酒造組合は3日、山梨産新酒の解禁を祝う「山梨ヌーボーまつり」を東京・日比谷公園で開催。天候にも恵まれ、約8000人の人出でにぎわった。今年で31回目。

10・11日には甲府市の小瀬スポーツ公園で開催される県民の日記念行事でも新酒ワインの試飲・販売を行う。東京には37社が出展し、71種類の新酒を紹介。チケットは前売り2200円(当日2500円)で10枚の試飲チケット付き。

同酒造組合会長の齊藤浩氏は、今年の作柄について、「春先から晴天率も温度も高く、ぶどうの生育は全体的に一週間ほど早く進んだ。空梅雨で病害の発生も少なく、成熟期の前半も適度な降水量と好天に恵まれた。9月に入り降雨・曇りが続き、7~9月の日照時間は(良い年の目安である)600時間に達しなかったが、甲州およびMBA(マスカット・ベーリーA)は健全に成熟。両品種を使った新酒は、4つ星と評価できる。

ただ、成熟期の後半には雨が続き、晩熟品種は2つ星。平均で今年のミレジムは3つ星だ」と説明。また、日本ワインの新ルール適用については「3年間の猶予期間が有ったので、ほとんどのワイナリーで対応ができている。産地は商標でなく概念として消費者に伝わることを期待する」とコメントした。

苗木不足への対策としては、「産官学の組織山梨県産地確立推進協議会が今年より苗木の供給を開始。10年かけて選抜した3系統を苗木として育成している。甲州は現在3000tだが、10年後には4200tにする計画」。

なお、同組合では今年も愛好家向けイベント「山梨ワイナリーズフェア」を11月28日、東京・池袋のサンシャイン クルーズ・クルーズで開催する。18社が出展予定。入場料6000円。

〈酒類飲料日報 2018年11月6日付より〉