国分グループ本社は12月3日からリキュール「ウニクム」(500ml瓶/2,400円、100ml瓶/900円、50mlPET/450円)を発売する。アルコール度数は40%。

同商品は天然ハーブを使用したハンガリー伝統の薬草酒。ハーブやスパイスにはそれぞれ特有の味や香りがあり、同商品も独特の苦みを持っている。ヨーロッパでは食前・食後に楽しむお酒としてほとんどストレートで飲まれているが、ソーダ割りやカクテルのベースとしても、その不思議な味と香りを味わえる。

商品名の「ウニクム」は、英語の「unique」と同じく「特殊な」「一風変わった」という意味。1790年、当時の皇帝ヨーゼフ2世の重臣として活躍したツバック家の祖先が、主君の健康を願い特別に作ったハーブリキュールで、初めて同商品を飲んだ際に皇帝が「これはユニークだ!」と発言したことからこの商品名になったとされている。

11月28日には東京都港区のハンガリー大使館にて発売会を開催。国分グループ本社の杉野直起取締役常務執行役員や同商品を製造するツバック社のツバック・シャンドル会長、さらにはハンガリーのパラノビチ・ノルバート駐日大使が出席し、同商品の特徴やストーリーなどを参加者に説明した。
左からパラノビチ・ノルバート駐日大使、国分グループ本社・杉野直起常務、ツバック社ツバック・シャンドル会長

左からパラノビチ・ノルバート駐日大使、国分グループ本社・杉野直起常務、ツバック社ツバック・シャンドル会長

挨拶を行った杉野取締役常務執行役員は「今回日本で初めて“ウニクム”を正規で輸入することとなるが、同商品を通じて健康酒市場の形成に取り組み、ブランドを守りつつ大切に売っていきたいと考えている」と発売後の方針について話し、続けて挨拶をしたパラノビチ駐日全権大使は「“ウニクム”はただ単純に“ハンガリー名物のお酒”というだけにとどまらず、ハンガリー人の“心”とも言えるもの。今回はハンガリー人にとって大切なお酒を日本の方に紹介できるということで非常に喜ばしい」と今回の輸入開始について喜びのコメントを述べた。
 
〈ハンガリーでは「1家庭に1本あると思うほど普及」〉
ツバック会長は同商品の特徴やストーリーについて説明。「同商品は1790年に我々の先祖が、胃の状態が悪かった当時の皇帝であるヨーゼフ2世の為に開発。ハンガリーでは1家庭に1本あるのではないかと思うほど普及している。製造技術については革新的なものを取り入れたりしているが、レシピはヨーゼフ2世に献上したものと同じ。ハンガリー国内で栽培されるハーブを中心に40種類のハーブを使用しており、そのレシピは母、妹、そして私の3人しか知らない」と商品特徴や歴史について説明。
 
続けて、「第二次世界大戦では工場が破壊され、建て直したとたんに共産党が政権を握り工場を国有化。当時の代表は私の祖父で、党には偽のレシピを渡しアメリカへ亡命したという話も聞いている。民主化後は工場を買戻し、レシピもオリジナルのものへ戻している」と話した上で「当社は私で6代目だが、国分グループ本社は現在の國分勘兵衛氏で12代目。まだまだ及ばないが当社も長い歴史を有しており、その中で苦しい時代もあったが、その苦しい時代があったからこそ強くなり、ここにいることが出来ている。今回新たに国分グループ本社と取引を開始することとなったが、共に発展していくことが出来れば」と締めくくった。
 
〈酒類飲料日報 2018年11月29日付より〉