ビール4社 2019年始式トップあいさつまとめ

酒類飲料日報 2019年1月8日付
【アサヒビール・平野伸一社長】
基本活動のスピードとボリュームを上げて、全員営業によりコアブランドの再活性化を進めていく▽消費者視点、全体最適視点で事業戦略を推進する部署を新設するとともに、イノベーションを加速していくために組織に横串を通す機能を強化する▽オフィス改革に取り組み、より一層社員が活き活きと働き挑戦できる社内環境を整備する▽新たなグループ理念“Asahi GroupPhilosophy”のもと、「アサヒビール長期ビジョン」を掲げ、第7次中期経営計画をスタートした▽社員一人ひとりが成長して強いビジネスパーソンとなり、全員のベクトルを合わせて力を結集し、お客様の最高の満足のために挑戦し続けよう。

【キリンホールディングス・磯崎功典社長】
キリングループ2016年中期経営計画が終了した。この計画を見事にやり遂げた従業員の皆さんを前にして、私は今、大変誇らしい気持ちでこの場に立っている。新しい時代を迎えるにあたり、我々キリングループの使命ということを明確にしたい。不安定、不確実、不透明な時代に、持続的に成長するには、ビジョンや戦略が明確なだけでは不十分だ。その答えは、我々は社会とともに歩むというCSV の考え方だ。

重要なポイントは「お客様主語のマーケティング力」、「技術力」、「ICT 活用」、「多様な人材と挑戦する風土」であり、それらの全ての基盤となるのが人材の育成だ。

一人ひとりが仕事のやり方を根本から変えてみよう。とにかくトライしてみて、課題や対策はやりながら考える、というくらいのスピード感、Agilityがなければ、もはや競争を勝ち抜くことはできない。

【サントリーホールディングス・新浪剛史社長】
我々を取り巻く環境変化が一気に加速するなか、現場・現実・現物のリアルな変化を機敏に察知し、アジリティ(機敏性)を持って考動しよう。デジタルと人間性の双方が求められる競争社会において、革新的な発想で新しい価値創出に取り組んでほしい。

【サッポロホールディングス・尾賀真城社長】
個性かがやくブランドカンパニーとして特長ある商品やサービスをグローバルに展開し、「酒」「食」「飲」で力強い成長を目指す。「札幌」「恵比寿」等グループ縁の地の「まちづくり」でもお客様とともにブランドを磨き、スピードをもって経営変革を進め、環境変化に対応しながら持続的成長を目指す。

【サッポロビール・髙島英也社長】
当社は「ビール強化」の基本戦略からぶれる事なく、環境変化を成長の機会と捉え、お客様に向き合い、好調な黒ラベルやファインワイン、RTDなど、これまでに掴んだ兆しを確かな成長に結び付ける。創業以来140年間以上の「ものづくり」で培ったブランド資産をさらに磨き上げ、お客様の楽しく豊かな生活に貢献していく。

〈酒類飲料日報 2019年1月8日付より〉