伊藤忠食品は5月15日、同社内で社員向けの商談会を開催した。

今回の展示会では36メーカーが出展。「地域産品」では来年のオリンピック・パラリンピックを見越し東京の食品メーカーが多く参加。また、今回から「地域産品」と「ヘルス&ビューティー」を手掛けるチームが統合したことから「ヘルス&ビューティー」関連の商品を取り扱うメーカーも11社参加した。

出展社のうち酒類は5社。クラフトビールを出品したふたこ麦麦公社は「ふたこエール」や「ハナミズキホワイト」など5種類のビールを紹介。「現在は茨城の醸造所を借りて造っているが、近いうちに免許を頂いて二子玉川で醸造を始める予定。ブルーパブがメインのため、ビールはすべて飲みやすく食事に合い、飽きない味わいを目指している」と味わいについて同社の市原尚子代表は話す。
ふたこ麦麦公社は「ふたこエール」や「ハナミズキホワイト」など5種類のビールを紹介

ふたこ麦麦公社は「ふたこエール」や「ハナミズキホワイト」など5種類のビールを紹介

清酒では秋田県の金門秋田酒造が独特の味わいを持つ古酒や麹を通常の3倍用いた純米酒「X3」シリーズを提案。同社の佐々木孝社長は「いずれの商品も料飲店での評判が良い商品。国内の老舗や名店はもちろんのこと、パリの“アラン・デュカス"や“ブリストルホテル"などで導入された実績を持っている。各商品、日本酒独特の“旨味"を進化させた味わいでプロフェッショナルから高い評価を獲得。市場ではフルーティーで華やかな純米吟醸酒に人気が集まっているが、当社としては独自の道をこれからも歩んでいく」と話す。
 
富山県の若鶴酒造はハイボールのRTD缶「HARRY CRANES CraftHighball」を提案。同商品はスモーキーな香りとドライな飲み口が特徴のRTDで、390円と高価ながらも同社の営業担当者や伊藤忠食品のMD 担当者によれば、「かなりピートが効いており、味わいも個性的。そのため引き合いは相当強い」という。
 
ワインは「ヘルス&ビューティー」部門でオーガニックワインをパシフィック洋行とワイン・イン・スタイルの2社が提案した。
 
パシフィック洋行は世界初となるオーガニック認定のノンアルコールワインテイスト飲料「OPIA」を提案。同商品は添加物でワインのような味わいを引き出した商品ではなく、ワインと同じ工程を採用しつつもノンアルコールを実現した画期的な商品。「料飲店はもちろんのこと、レジャー施設や結婚式場、変わったところでは老人ホームや介護施設でも引き合いが強い商品。味わいも自然なワインの味わいとなっており、2017年のノーベル賞授賞式の晩餐会にて提供された実績もある」と同社ワイン事業部の鈴木絵里子本部長。
 
ワイン・イン・スタイルはオーガニックのチリワインを手掛ける「エミリアーナ・ヴィンヤーズ」の各商品を紹介。営業担当者は「世界的にオーガニックワインへの注目度は高まっており、日本でも例外ではない。量販店の店頭ではワインの棚は国別となることが多かったが、最近では国の分け隔てなくオーガニックワインを集めた棚も造られるようになってきている。そこで今回の提案を行うこととなった」とオーガニックワイン市場について説明。「チリは海と山に囲まれており、雨も少ないため病気や害虫の被害も発生しづらいためフランスやイタリアに比べてオーガニック栽培が容易。そのためコストを抑えながらもクオリティが高いオーガニックワインを造ることができる。コストパフォーマンスについては絶対の自信を持っており、ぜひとも1度手に取ってもらい飲んで頂きたい」と商品について話す。
 
〈酒類飲料日報 2019年5月17日付〉