サッポロビールは6月6日から、北海道の地域活性化策を強化する共創活動「ほっとけないどう」をスタートした。北海道を舞台に、新たなプロジェクトにチャレンジしたい「挑戦者」と、その活動を支援したい「応援者」をつなぐコミュニティづくりを目指す。特別にオープンするバーでビールやドリンクを購入すると、支払額の半額を、支援したいプロジェクトへ資金協力できる。

取り組みの中心となるのは「ほっとけないAWARD(プレゼンテーションイベント)」で、そのイベントで挑戦者が「私は北海道を軸に〇〇にチャレンジしたい!」と宣言する。次に発表したプロジェクトに対して資金協力できるかどうかを決める「カンパイ☆ファイティング」が行われる。
「カンパイ☆ファイティング」

「カンパイ☆ファイティング」を実施する

同日に開催した発表会で、同社の野瀬裕之取締役常務執行役員は、「サッポログループはCSRのひとつに“地域貢献”を掲げている。創業時から地域との共生・連携を継続し、札幌・恵比寿・銀座を核として取り組んできた。北海道とは、2007年に“包括連携協定”を結んで以降、12年に“北海道LINKERS”の立ち上げ、18年には北海道胆振東部地区地震への支援金を寄付するなど様々に取り組んできた。サッポロビールで言えば、85年に北海道限定ビール“サッポロ クラシック”を発売し、18年連続で売上アップしている。89年には北海道工場が操業し、93年にはサッポロファクトリーが開業している。今回、地域の活性化や新しい価値の創出を目指したい」と述べた。
 
北海道東京事務所長の森隆司氏は「北海道は人口減少で、特に若年層が流出している。このたび有楽町に移住・定住を勧めるセンターを設置し、呼び込み・呼び戻しを図っている。同時に、北海道居住以外の“関係人口”つまり応援者を増やしていきたい。今回のサッポロ社の企画で、北海道の魅力の向上、地域の持続的な発展につながることを期待している」と感謝の言葉を述べた。
 
また、サッポロビール・マーケティング開発部の土代裕也氏は概略を説明して「ほっとけないAWARD は、札幌の常設スペース“ほっとけないBAR”を中心に、毎月2~3人がプロジェクトの内容をプレゼンテーションし、参加者が応援したいプロジェクトを指定してドリンクを注文する。その半分が支援金になる。札幌以外の地域でも期間限定スペースをオープンする。その他、46都府県でその地域を盛り上げようとしている“ほっとけない人”をゲストに迎え、トークイベントを実施する。イベントを通じて、挑戦したい人、応援したい人を増やす。挑戦したい、応援したいと考える“DO!民”が集まる会員制のコミュニティを形成する」と述べた。
 
第1弾の挑戦者である3人が「地域モビリティ事業への挑戦」「北海道産無添加ベビーフードで世界の親子を幸せに」などの企画プレゼンを行った。
 
発表会では、北海道出身の芸人、とにかく明るい安村さんが登場して、会場を盛り上げた。
 
〈酒類飲料日報 2019年6月10日付〉