株式会社酒文化研究所は4月3日、3月19~27日にインターネットで実施したアンケート「酒飲みのミカタ」を公表した。アンケートでは、ハイボール飲む人を対象に、ハイボールをさらにおいしくアップグレードするひと工夫を聞いた。回答者はウイスキーハイボールを飲む人109人。

最初にハイボールの飲用状況をシーンと頻度を列記して当てはまるものを選んでもらった。自宅での飲用については「時々飲む」が49%とほぼ半数、「よく飲む」が35%。料飲店での飲用は「時々飲む」が37%、「よく飲む」は32%。自宅でも料飲店でも広く飲まれていることがわかるが、どちらも「よく飲む」よりも「時々飲む」の方が多く、ハイボールは飲用頻度を高める余地が大きいことがわかる。

また、「最初の1杯目からよく飲む」(16%)に対して「2杯目以降によく飲む」(37%)は2倍以上にのぼっている。飲用頻度を高めるためには「最初の1杯目」から飲む人を増やすことが課題。

次に自宅でおいしいハイボールをつくるためにしていることを聞いてみると、もっとも多かったのは「ソーダをよく冷やす」と「強炭酸のソーダを選ぶ」の2つで、どちらも54%と過半数を超えた。氷にこだわる人も多く「ロックアイスを使う」という回答は38%。強炭酸のソーダをよく冷やして、ロックアイスを使ってハイボールをつくるのが、自宅で手軽においしいハイボールを楽しむコツとして定着した模様。なお、選択肢になかったが、「ソーダを注ぐ前に、氷とウイスキーをよくステアして冷やす」という意見も複数寄せられた。

ハイボールを冷たく楽しむなら、ウイスキーを瓶のまま冷凍庫で冷やすのも効果的だが、選択した人は15%にとどまった。ストレートやオンザロックで飲むには氷温のウイスキーは冷たすぎるという人もいる。自宅でさまざまな飲み方で楽しむには、室温で保管するほうが使いやすいからかもしれないという。

そのほかにあげられた工夫を見ると、濃さやベースウイスキーにこだわる意見が人気です。「ウイスキーをたっぷり入れて濃くつくる」(17%)、「ベースウイスキーをシングルモルトにする」(10%)、「ウイスキーを12年以上熟成したものにする」(6%)など。

もうひとつは、柑橘類を使う工夫。柑橘を使うものでは「季節の柑橘(柚子、カボスなど)を搾る」(15%)、「仕上げにスライスしたレモンを搾る」(10%)、「仕上げにレモンの皮をひと捻り」(6%)が一定の支持を集めた。

缶入りの製品をおいしく飲む工夫では、「冷蔵庫でよく冷やす」が64%と圧倒的に多くあげられた。そして「最後まで冷たく飲めるように、氷を入れたグラスに注いで飲む」とひと手間かける工夫が38%にのぼった。「冷たいうちに飲み切れるように350ml缶を好んで買う」という意見も14%ある。そのほか缶入りのハイボールでもレモンやライムを搾るという意見も16%ある。

ハイボールがおいしい乾き物については、票が分散したが、トップはミックスナッツ(17%)で、ビーフジャーキー、スモークチーズ、アーモンドと続いた。

「あなたがこれまでに飲んだ最高のハイボールは?」との質問には、
〈1〉作法を気にせず豪快に濃いめに作るハイボール(女性/20代)
〈2〉うすはりグラスで飲む夏のウイスキーハイボール(女性/30代)
〈3〉サントリー山崎蒸溜所のツアーの最後に試飲させていただいたシングルモルトで作ったもの。気分や雰囲気もあるかもしれませんが最高だった。(女性/30代)
〈4〉あらゆる酒をたっぷり飲んだあとの、仕上げのハイボール一杯(男性/50代)
〈5〉40年ぐらい前、ウイスキーはサントリーホワイトだったが、バーのマスターが最後にレモンの皮の外側で香りをつけたものがバランスといい非常によかった。家で真似をしてみたが、うまくできなかったことをよく覚えている。(男性/60代)
――などの回答が寄せられた。

〈酒類飲料日報2020年4月8日付〉