awa酒協会は3月9日、東京都中央区のGINZA SIX内「観世能楽堂」でawa酒認定式・大使叙任式を開催した。

今回は「ESHIKOTO AWA 2018」(福井・黒龍酒造)、「臥龍梅 SPARKLING SAKE」(静岡・三和酒造)、「鈿女 SPARKLING 純米吟醸 AWA」(三重・伊藤酒造)がawa酒として認定されたほか、「新規加入蔵」として宮泉銘醸(福島)、梅乃宿酒造(奈良)、綾菊酒造(香川)の3社が紹介された。

また、海外での知名度向上を図るべく新設された「awa酒大使」には、フランス人ソムリエのグザビエ・チュイザ氏と、フィリップ・ジャメス氏が叙任された。
awa酒大使グザビエ・チュイザ氏と、フィリップ・ジャメス氏

awa酒大使グザビエ・チュイザ氏と、フィリップ・ジャメス氏

「awa酒」は日本酒の特定名称酒の規定(精米歩合や純米であることは規定しない)に加えて、「醸造中の自然発酵による炭酸ガスのみを保有していること」「外観は視覚的に透明であり、抜栓後容器に注いだ時に一筋泡を生じること」「アルコール分10度以上」「ガス圧は20℃で3.5バール以上」が規定されているほか、品質基準では「常温で3カ月以上、香味、品質が安定していること。また、火入れ殺菌を行うこと。炭酸ガスは、配管並び容器内のガス置換の目的で使用するものを除く」としている。現在は27商品が認定されている。
 
認定式の冒頭、同会の永井則吉代表理事(永井酒造社長)があいさつ。「2020年を振り返ると、当初はオリンピック・パラリンピックも開催される予定だった。様々なイベントにおいて“awa酒”で乾杯してもらうべく国会議員にも働きかけ、1月にはawa酒振興議員連盟が発足し、2月の天皇誕生日祝賀レセプションでも6カ国の在外公館で乾杯酒として振る舞われた」と活躍を報告した。

awa酒協会の永井則吉代表理事

awa酒協会の永井則吉代表理事

昨今の状況については「新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、酒類業界、飲食業界にとっては大打撃を受けた。awa酒も例外ではない。そんな中でも国税庁の“日本産酒類のブランド化推進事業”に選定されたり、国内外のコンクールで受賞するなどのニュースもあった」と説明。
 
最後に「当協会は各県を代表する名だたる蔵が組織し、業界の活性を目指している。さらに拡大しながら地域から世界へ、世界から日本へ、乾杯の酒として選ばれるように頑張っていきたい。大阪万博が開催される2025年には現在の3~4倍程度の規模にしていきたい」と方針を明らかにした。
 
また、大使に選ばれたジャメス氏は認定式・叙任式後に行われたパネルディスカッションで「awa酒」について、「初めてawa酒に出会ったとき、“なんという飲み物だ”という感動とある種のショックを受けた」とawa酒を評価するとともに、「シャンパーニュからインスピレーションを受けることは必要だが、どこかの時点で切り離して独自の道を行く必要がある。唯一無二の飲み物にしていかなければならない。我々としても情熱をもってプロモーションを推進していきたい」とアドバイスを送った。
 
〈酒類飲料日報2021年3月12日付〉