アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパンは2021年秋、「バドワイザー」で軽量かつリサイクル可能なプラスチック樽「Pure Draught(ピュアドラフト)」(18L)の展開を開始した。今後、同ブランドのすべての樽が、ベルギー産のプラスチック樽に切り替わる。 

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同ブランドマネージャーの齊藤太一氏とオントレード・マーケティングマネージャーの飯田大介氏に、同企画の背景や今後の展開について聞いた。
オントレード・マーケティングマネージャー飯田大介氏と、ブランドマネージャー齊藤太一氏/アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン

オントレード・マーケティングマネージャー飯田大介氏と、ブランドマネージャー齊藤太一氏/アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン

「ビール業界のリーディングカンパニーとしての社会的責任を考え、全社で取り組む持続可能な未来に向けての活動の一環」。今年初頭には「ステラ アルトワ」、春には「ヒューガルデン」も同プラスチック樽へ切り替えている。 
 
同樽の導入で、スチール樽返却に伴う二酸化炭素排出量を軽減でき、賞味期限も9カ月(既存樽では3カ月)と3倍に伸びた。さらに開栓後も30日間鮮度を維持できること、ワンウエイで返却不要、保管しやすく、場所も取らないこと、メンテナンスの負担が少ないことなど、ユーザーにも数々の利点がある。「環境のためにというだけでなく、お客さまのために何ができるかという観点から開発した」。 
 
二重構造でビールを押し出すため、ロスが少ないのもメリットで、同社が実験したところ、「20L樽とほぼ同じ杯数を取ることができた」という。ライン洗浄も週一回でよく、どんなお店でも差異なく「バドワイザーのスムースな味わい」を楽しむことができる。年内はスチール樽からの切り替えに重点を置いて活動。来年以降、本格展開を予定する。 
 
〈メッシ缶の展開で流れを作る〉
同ブランドでは2020年9月、サッカー選手のメッシをブランド大使に起用。10月にはメッシのデザイン缶の出荷を開始した。「来秋開催されるサッカーワールドカップに向けて、流れをつくりたい」。 
 
なお、同ブランドの販売状況は、「7月以降は数字が上向き、回復基調にある」。
 
〈酒類飲料日報2021年10月27日付〉