アサヒビールは2022年10月1日出荷分から、一部商品の生産者価格を値上げする。

対象はビール類・RTD・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料152品目、国産ウイスキー10品目、合計162品目。

ビール類はオープン価格だが、店頭想定価格は6~10%の上昇を見込む。RTDは、350ml缶で現在の希望小売価格141円から新価格153円に、500ml缶で191円から208円になる(全て税別)。国産ウイスキーは「ブラックニッカ」などスタンダード価格帯の商品は対象外。

主な対象商品はビール類が「スーパードライ」「スタイルフリー」「クリアアサヒ」など。RTDは「贅沢搾り」など。その他樽詰酒類は「樽ハイ倶楽部」「樽詰めハイボール」。ノンアルコール飲料は「ドライゼロ」「スタイルバランス」など。国産ウイスキーは「シングルモルト余市」「シングルモルト宮城峡」などを対象とし、「ブラックニッカ」などスタンダード価格帯の商品は対象外。

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アサヒビール 10月1日価格改定の主な対象商品

アサヒビール 2022年10月1日価格改定の主な対象商品

 
アサヒビールによると、ビール類・RTD・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料は現在、原油価格の高騰や国際情勢の混乱などの影響を受け、麦芽・とうもろこしなどの原材料価格やアルミ缶・段ボールなどの包装資材、エネルギー価格に加えて、陸上・海上輸送にかかる物流費などのコスト上昇が継続している。厳しい環境の中、アサヒビールでは高品質で安心・安全な商品を安定的に提供するため、事業活動全体でコスト削減や生産性の向上に努めてきたが、生産・物流に関わる各種コストの上昇は今後も継続するものと想定しており、企業努力だけで吸収することが困難な状況だという。
 
国産ウイスキーについては、市場全体が拡大を続ける中、ニッカウヰスキー余市蒸溜所・宮城峡蒸溜所に積極的な設備投資を行ってきた。今後も商品の安定供給に向けた生産設備の増強と、原材料価格など各種コストの上昇への対応が必要だとする。
 
アサヒビールは今回の価格改定について、引き続き高品質な商品を安定的に提供することや、製造設備を増強し需要に応えられる供給体制を整えていくため、「やむを得ず実施することとした」としている。