5月15日、沖縄県は本土に復帰して50年の節目を迎える。4月にスタートしたNHK連続ドラマ『ちむどんどん』も好評で、今後の展開が楽しみだ。酒類でも続々と「沖縄復帰50周年記念」商品が発売されている。

オリオンビールは「オリオン ザ・ドラフト 沖縄復帰50周年デザイン缶」と「オリオン 75BEER(ナゴビール)沖縄復帰50周年デザイン缶」「オリオン 75BEER IPA沖縄復帰50周年デザイン缶」を沖縄県と奄美群島ならびにECサイトで、数量限定で発売している。2~3月にかけての製造分から順次切り替えた。3商品に共通して、「これからもこの島とともに」という同社のメッセージを記載している。

「オリオン ザ・ドラフト」は、50年前の沖縄復帰当時のびんラベルをモチーフにした懐かいイメージのデザイン。古き良き温かみのある、当時のオリオンロゴを使用した。やんばるの水と伊江島産大麦のほのかな旨味による、スムースなのどごし。

「75BEER」は、1960年代の名護湾とオリオンビール名護工場の風景をイラストで表現した。沖縄復帰50周年を「50」で表現している。沖縄県産大麦とこだわりのホップによるプレミアムクラフトビール。「独自の歴史を歩んできた沖縄が今にいたるまで、オリオンビールは常に県民の“ココロオドル”瞬間の側にあった。人々の笑顔があふれるあたたかな食の場に、これまでもこれからもオリオンビールが寄り添っていく」(オリオンビール)。
「オリオン 75BEER沖縄復帰50周年デザイン缶」(オリオンビール)

「オリオン 75BEER沖縄復帰50周年デザイン缶」(オリオンビール)

泡盛では、宮古島の多良川酒造が「本土復帰50周年記念の酒」を発売。1800ml、アルコール43度、3850円税込。宮古島産の原生酵母・MY17株酵母を使用した古酒「無垢」と新酒をブレンド。通常よりも香味成分を残した簡易ろ過で仕上げ、瓶熟成古酒にしたときに香りがより華やかになるように調整した。
 
ラベルは、沖縄県内のグラビア雑誌『オキナワグラフ』とコラボ、本土復帰当時の写真をコラージュした。瓶を包む包装紙は、宮古島以外ではあまり見られなくなった紙巻。

多良川酒造「本土復帰50周年記念の酒」

多良川酒造「本土復帰50周年記念の酒」

県内外で沖縄県産品を販売する「わしたショップ」を展開する沖縄県物産公社はオリジナル泡盛「銀河(ティンガーラ)」を発売。3月末で申し込み期間は終了している。1800ml×6本セット(記念品付き)、アルコール43度、7万円税込。記念品は酒器は琉球城焼、琉球ガラス、琉球錫器から選べる。500セット限定。1本売りの「銀河(ティンガーラ)」(1万6500円)は予約なく購入できるという。
 
2002年、沖縄の日本復帰30周年を記念して、北部地区(伊是名酒造所)、中部地区(石川酒造場)、南部地区(瑞泉酒造、忠孝酒造)、離島地区(久米島の久米仙)、先島地区(入波平酒造所)の県内6酒造所で製造された泡盛。当時から定温で貯蔵され、2022年5月で20年古酒となったもの。
 
〈連ドラ「ちむどんどん」ロゴ入り泡盛も〉
やんばる国定公園のある大宜味村、唯一の泡盛蔵として知られる、やんばる酒造は、「まるた娘 ちむどんどん」ラベルを5月2日から発売した。連続テレビ小説「ちむどんどん」番組タイトルロゴ入り琉球泡盛。数量限定1000本(NHKに「ちむどんどんロゴ」の使用料を払い許諾を受けて作るので最初に限定数量を定めている)。沖縄県内発売、1200円。

やんばる酒造「まるた娘 ちむどんどん」

やんばる酒造「まるた娘 ちむどんどん」

主人公のふるさと「やんばる」で造られる泡盛は、一般酒と3年以上熟成された古酒をブレンドし、フレッシュな味わいを残しつつ甘い香りを楽しめるお酒。食中酒としておすすめ。度数も25度なので泡盛初心者向きとしている。
 
〈酒類飲料日報2022年5月2日付〉