プロ野球・大谷翔平選手移籍で特別利益 日本ハム、22億円を計上へ

日本ハムは15日、連結子会社である北海道日本ハムファイターズ(ファイターズ)で特別利益を計上する見込みとなったと発表した。

ファイターズは「日米間選手契約に関する協定」に基づく、大谷翔平選手のアメリカ大リーグ「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム」への移籍が確定したことに伴い、移籍金200万米ドル(約22億8000万円、1米$=114円で換算)を受領することとなった。移籍金はファイターズの17年12月期決算で特別利益に計上する予定で、協定により12月10日から18カ月以内に支払われることが定められている。

また、同社の連結決算では今回発生した移籍金を18年3月期第3四半期で収益に計上し、連結損益計算書上で「プロ野球選手移籍金」としての表示を予定している。特別利益計上により、税金等調整前当期純利益に約22億8000万円の増益効果が見込まれるが、18年3月期の通期連結業績予想については、18年2月1日に公表予定の18年3月期第3四半期決算公表日に発表するとしている。

〈食品産業新聞2017年12月25日付より〉