〈今後も関西一円に食肉を供給できるよう努力してゆく—杉本正大阪市食肉市場社長〉
大阪市中央卸売市場食肉市場(現南港市場)開設60周年記念式典・祝賀会が19日、大阪市内で開かれ、市場関係者、生産者など108人が出席した。

式典では冒頭、食肉市場の開設者である大阪市の吉村洋文市長(鍵田剛副市長代読)が、「大阪市中央卸売市場食肉市場は1958年に全国初の食肉を取り扱う中央卸売市場として西成区に開設。84年に住之江区に移転して南港市場として運営している。大阪府域で唯一、食肉を扱う市場として、大阪市民だけではなく近畿圏の消費者に、安心で安全な食肉を安定的に供給する役割を果たしてきた。牛・豚の飼養頭数は近年の減少傾向から回復の兆しが見え始めてきたものの、卸売市場の取扱高は依然厳しい状況が続いている。その中で大阪市としては、設備の老朽化への対応、衛生水準の一層の向上を図るため、施設の大規模整備に向けた基本設計を進めており、南港市場が良質な食肉を提供できるように全力で取り組んでゆく」と式辞を述べた。

続いて、開設60周年記念事業実行員会の委員長を務める杉本正大阪市食肉市場社長が、「大阪市中央卸売市場食肉市場が開設してから60年に及ぶ歳月を重ね、60周年記念式典が開催できることに市場を代表してお礼申し上げる。開設以来、食肉流通の中核としての機能を担い、食肉の安定供給と公正な価格形成に努め、安心で安全な食肉を市民に提供してきた。食肉市場を取り巻く環境は厳しさを増すばかりであるが、60周年の節目を迎え、課題であった施設整備も動き出している。今後も関西一円に食肉を供給できるよう努力してゆく」とあいさつした。

また、式典では表彰式も行われ、長年にわたって大阪市中央卸売市場食肉市場の運営に貢献した功労者として、大阪市食肉市場、大阪市食肉市場仲卸事業協同組合、大阪食肉買参事業協同組合の3団体に開設60周年を記念して、農林水産省近畿農政局長から感謝状が贈られた。このほか、大阪市食肉市場の杉本社長ら10人に大阪市長から表彰状が贈られた。続いて、別会場で祝賀会を開催し262人が出席した。鏡開き、余興などで会場を大いに盛り上げた後、万歳三唱を行った。

〈畜産日報 2018年1月23日付より〉