スターゼンは1月29日、同グループ総合展示会で、同社2台目となる豚もも部位自動除骨ロボット「ハムダス」を阿久根工場に導入したと発表した(一部既報)。同社は、人口の減少や地方の過疎化による人手不足の対策として、昨年1月に国内初となる「ハムダス」を子会社のスターゼンミートプロセッサー株式会社青森工場三沢ポークセンターに導入した。1年間の稼働を経て、除骨処理スピードの向上、人員削減効果、従業員の業務負担軽減、衛生面での改善等が確認できたため、今年1月に同社2台目(国内でも2台目)となるハムダスを阿久根工場に導入した。

ハムダス導入により、1時間当たりの豚もも部位処理本数が、導入前の240本から導入後は290本(最大350本)に増加、豚もも部位処理ラインの人員が、導入前8人から導入後は6人に減少、さらに従業員の業務負担の軽減につながっている。

現在、三沢工場で豚うで部位の自動除骨ロボット「ワンダス」も検証している。また、部位毎に包装し、段ボールに箱詰めした商品を冷蔵庫に自動で入庫・出庫をする自動搬送冷蔵庫も順次工場に導入し、食肉加工工場の機械化・省人化をすすめていく。

〈加工処理の自動化は労働人口減少、過酷な除骨作業改善に有効—スターゼンミートプロセッサー・茂原馨社長〉
当日の記者会見で茂原馨スターゼン取締役(スターゼンミートプロセッサー代表取締役社長、SMP)は、「2台目のハムダスを阿久根工場に導入した。三沢で効果を十分確認しての導入となる。三沢工場ではワンダスミニを導入し豚うでの自動除骨を実験している。除骨は危険なナイフを使い、低温の過酷な環境で品質・衛生管理を行っている。加工処理の自動化は、この改善に有効なツールだ。さらに入出庫を自動化した倉庫、自動ナイフ研磨機、ロータリー式真空包装機などを導入し、労働人口減少で人が集まりにくい中、省人化・効率化をすすめていく」と背景を説明した。

〈畜産日報 2018年2月1日付より〉