〈2017年は好調なウインナー生産を背景に10.5%増の13.8万tに〉
順調なウインナー生産とシーズンドポーク使用の高まりで2017年の豚肩肉調製品の輸入量は前年比1割増の13.8万tに達した。

貿易統計によると、17年12月の豚肉調製品(20%関税)の輸入量は前年同月比14.1% 増の1万7,467tとなった。このうち、シーズンドポークなどに利用されている豚肩肉調製品は22.6%増の1万2,915tとなった。好調なソーセージ生産を背景に2割以上増加したもので、国別には、米国が前年比9.7%増の8,956t、カナダは11.9%増の1,249tとなっている。そのほかドイツ940t、アイルランド389t、オランダ324t、メキシコ527t、チリ240tと輸入先の多角化が進んでいる。価格(CIF価格)は、米国が1kg 当たり336.8円(前月336.8円)、カナダ321.5円(前月311.9円)、全平均335.6円(前月334.4円)となった。その他では、オランダは299.1円、ドイツ314.5円、アイルランド311.7円だった。

2017年1~12月の輸入量は、豚モモ肉調製品が44.3%増の8,005t、肩肉調製品が10.5%増の13万8,217t、その他の豚肉調製品が2.3%増の4万6,871tだった。

このうち肩肉調製品は、価格が310~340円と、高値ながらも比較的安定する中で毎月1万tを超して推移した(2月のみ1万t割る)。ハムソーメーカー各社が、省力化・効率化へシーズンドポークの利用を拡大、NB製品を中心に生産量も増加していることが要因。またソーセージ輸入量が既報のように年間で4%減の3.3万tにとどまり、少なくともその分が国内生産に移行したことも背景にあると見られる。

国別には、カナダは6.4%減の1万3,866tと減少したが、米国は8.8%増の9万8,155t、そのほかドイツが10.8%増の7,767t、オランダが13.5%増の7,518t、メキシコが49.3%増の4,613tとEU各国や中米が目立つ。

なお、日本ハム・ソーセージ工業協同組合の仕向肉量調査によると、17年1~11月の食肉加工品向けのシーズンドポーク使用量は7.9%増の10万9,128tとなった。ほぼ毎月1万t前後で推移しており、年間では12万t弱と見込まれる。このため、肩肉調製品輸入量に占めるウインナー類への使用割合は85%前後と見込まれる。

〈畜産日報 2018年2月19日付より〉
2017年12月分シーズンドポークなど輸入量