内閣府食品安全委員会は17日夜、フェイスブックに、食品健康影響評価書を引用した週刊誌記事について、「食品健康影響評価書については、特定箇所のみ抽出された文節で判断するのではなく、前後の文節や、まとめとしての『食品健康影響評価』の項も確認して欲しい」と掲載した。

一部の週刊誌では「食べてはいけない」と題した特集で、食品安全委員会の添加物評価書の一部を引用し、あたかもハム・ソーセージに健康を害する添加物を使用しているように記載し、不安をあおっている。これに対し、引用された部分だけではなく、前後の文節、まとめの部分を確認するよう求めた。

同週刊誌では、ソルビン酸と亜硝酸塩について相乗毒性があるとして、食品健康影響評価書のソルビン酸カルシウム(08年11月)の一部分(19頁の一部)、「ソルビン酸が広範に使用される一方、亜硝酸塩も食肉製品の発色剤として多用され、両者がしばしば共存するという事実と、両者の加熱試験反応によりDNA損傷物質が産生されることが報告されている」が引用された。

しかし、この加熱試験反応の根拠論文で確認されたソルビン酸と亜硝酸塩の反応生成物は通常の使用状況下とは異なる極めて限られた条件下で生成されたものだ。食品安全委員会としては、「ソルビン酸と亜硝酸塩の併用使用について、通常条件下ではヒトの健康に対する悪影響はないと結論付けている」とした。

実際に、引用された文節には続きがあり、「しかしながら、この結果は、特別なin vitro(試験管内)における実験条件下で得られたもので、ソルビン酸と亜硝酸ナトリウムが食品中に共存した場合に実際に形成されることを意味するものではないとされている」と記述されている。

〈畜産日報 2018年5月21日付より〉

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